XMLデータは、管理項目の増減など構造の変更が頻繁に行われるような、データの柔軟性が要求されるシステムや、さまざまなデータを一元管理するようなシステムに適しています。
Symfoware Serverでは、SQL標準のインターフェースによる柔軟なXML操作機能を提供しています。
SQL/XMLを利用することにより、XMLデータをそのままの形でBLOB型のデータとしてデータベースに格納し、XMLの構造に応じた検索を行うことができます。
図2.5 伝票管理システムの概要図
複数のサービス間において、受注・手配・発注伝票などの情報を受け渡しする時、そこで発生する様々な活動記録情報がデータベースに順次蓄積されていきます。蓄積されるデータは、XML文書の形式で表のBLOB型の列に格納されます。
SQL/XMLで、BLOB型の列に格納されたXMLデータを検索する場合には、XQueryを使用します。XQueryは、XMLQUERY関数またはXMLEXISTS述語に指定します。XMLQUERY関数またはXMLEXISTS述語を問合せ式に指定することで、表に格納されたXMLデータを検索することができます。XQueryは、XQuery 1.0の規格に準拠しています。
参照
XMLデータの操作方法の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”を参照してください。