ロードシェア運用についてよくある質問と、その回答について説明します。
ロードシェア運用の場合、RDBディクショナリは1台のノードにだけ作成します。ログファイルなどは、それぞれのノードに作成する必要があります。
ホットスタンバイと併用しない場合には、共用ディスクに配置する資源を、すべてローカルディスク上に配置します。
参照
詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”の“ロードシェア運用のシステム構成”を参照してください。
ポイント
「1ノード時の資源配置」と「ロードシェア、ホットスタンバイ適用時の資源配置」について
1ノード時の資源配置
ロードシェア、ホットスタンバイ適用時の資源配置
以下の図の例では、ノード1とノード3のRDBSYS1(RDBシステム名)および、ノード2とノード3のRDBSYS2(RDBシステム名)それぞれが、フェイルオーバ運用になっています。
また、RDBSYS1とRDBSYS2がロードシェア運用となっています。
ロードシェア運用でPRIMECLUSTER GDSは使用可能か?
Symfoware Serverは、PRIMECLUSTER GDSをサポートしています。
ポイント
PRIMECLUSTER GDSの「等価性保証」とSymfoware Serverの「ダウンリカバリ」について
Symfoware ServerとPRIMECLUSTER GDSを組み合わせて使用する場合、データベーススペース(データ格納領域)として使用するディスクは、PRIMECLUSTER GDSの機能によるディスクリカバリ(等価性保証)を迂回して、Symfoware Serverのダウンリカバリでリカバリするようになっています。ほかのDBMSの場合では二重にリカバリが実行されてしまいますが、Symfoware ServerはPRIMECLUSTER GDSと連携しているため、同じディスクに対して二重にリカバリが行われることがありません。したがって、高速なダウンリカバリが行えます。
Symfoware Serverは、ディスクアレイ装置(ハード的なディスクミラー)をサポートしています。Symfoware Serverでは、ハード的なRAIDディスクを通常のディスク(RAIDディスク)として認識します。
また、PRIMECLUSTER GDS(ソフト的なディスクミラー)もサポートしているため、ディスクの4重ミラー化を行うことができます。
ポイント
RAID1とPRIMECLUSTER GDSによるディスクの4重化
Symfoware Serverでは、ロードシェア運用での相互待機運用はサポートしていません。
Symfoware Serverとしての制限はありません。
PRIMECLUSTERのサポートノード数については、商談支援窓口(プラットフォームビジネスセンター)にご相談ください。