リカバリを適用しない運用時に発生したトラブルの事例、およびその対処方法について説明します。
定型バッチ業務でテンポラリログやアーカイブログを取得せずに運用中、JYP5004Eやqdg12826uのメッセージが出力されることがある
定型バッチ処理中に、以下のようなエラーメッセージが出力されることがあります。
JYP5004E テンポラリログ域の領域が不足しました.
または
qdg12826u: テンポラリログファイルの領域が不足しました
リカバリを適用する運用のままになっています。リカバリを適用しない運用へ変更してください。
リカバリを適用しない運用では、表のDSIおよびインデックスのDSIに対してリカバリなしの運用設定を行う必要があります。
運用対象の表のDSIに対してリカバリなしの設定がされているかどうかを確認します。
同様に運用対象のインデックスのDSIに対してもリカバリなしの設定がされているかどうかを確認します。
rdbrtr -i 在庫管理DB.在庫表DSI -n
参照
rdbrtrコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
バッチ処理中にエラーが発生した場合はリカバリを行わず対象となるDSIをアクセス禁止にします。rdbrcvコマンドによってバックアップを適用後、バッチを再実行してください。
バッチ完了後はリカバリを適用しない運用を解除する必要があります。
rdbrls -i 在庫管理DB.在庫表DSI -n