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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

F.1 コード変換エラーおよび文字化けの対処について

文字コード変換中に、文字化けする場合があります。これは、文字コード変換の環境が正しく設定されていないためです。以下のことを確認してください。

コード変換処理に必要なコード変換製品/環境変数が正しくインストール/設定されているか

UNICODE対応しているiconv(Solaris製品でいうと、標準コード変換 1.1以降、SystemWalker/CharsetMGR 5.0以降)では、JISの文字列データを扱う場合の文字コード系のデフォルト値が、シフトJISコード(R90)からMS-SJISに変わっています。従来のシフトJISコード(R90)に戻す場合は、Symfoware/RDBの起動時、SQLアプリケーションの実行時、およびRDA-SV起動時に、以下の環境変数を設定しておく必要があります。
Cシェルの例を以下に示します。

setenv ICONV_CONVERT_TYPE "s-jistype=r90"

コード変換できない文字を使用していないか

日本語コードをUNICODEに変換する際の変換規則が各ベンダによって異なるため、複数ベンダのシステムを連携させてJavaアプリケーションを動作させた場合、いくつかの文字が文字化けします。文字化けが発生する文字を以下に示します。

この場合、javaconverterオプションまたはクライアント用の動作環境ファイルのJAVA_CONVERTERパラメタで対象データのエンコーディングを指定する必要があります。

javaconverterオプションを設定する場合:
アプリケーション実行環境のロケールがEUCの場合
javaconverter=EUC_JP
アプリケーション実行環境のロケールがSJISの場合
javaconverter=MS932

クライアント用の動作環境ファイルのJAVA_CONVERTERパラメタを指定する場合:
アプリケーション実行環境のロケールがEUCの場合
JAVA_CONVERTER=(EUC_JP)
アプリケーション実行環境のロケールがSJISの場合
JAVA_CONVERTER=(MS932)