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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

A.1 エラーメッセージの分析

エラーメッセージを分析して、異常の原因を特定します。エラーメッセージは、以下の手順で分析します。

  1. 出力されているメッセージを確認する

  2. メッセージから原因を特定する

  3. 対処を決定する

Symfoware/RDBから通知されるエラーメッセージの形式を、以下に示します。

エラーメッセージの形式

エラーメッセージの内容

qdgxxxx

Symfoware/RDBのエラーメッセージ

JYPxxxx

Symfoware/RDBのエラーメッセージ

RDAxxxx

RDA-SVのエラーメッセージ

その他の形式

OSまたは他のソフトウェア製品のエラーメッセージ

qdgxxxx、JYPxxxxのエラーメッセージの分析

Symfoware/RDBのエラーメッセージです。

参照

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

“メッセージ集”、またはrdbprtmsgコマンドを参照してください。

例1

RDBコマンドの実行で出力されるメッセージ“qdg03110u”を確認する場合

$ rdbprtmsg -qdg 03110

qdg03110u
データベーススペース's*'の空き領域がありません t*
[メッセージの意味]
DSIのスペース追加処理において、スペース割付け先のデータベースス
ペースに、指定された割付け量を割付けできる領域がありません。
[パラメタの意味]
s*: データベーススペース名
t*: RDBシステム名
RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。
[システムの処理]
このコマンドの処理を中止します。
[利用者の処置]
データベーススペースを拡張し、再実行してください。
例2

アプリケーションの実行時にメッセージ変数(SQLMSG)に設定されるメッセージ“JYP2031E”を確認する場合

$ rdbprtmsg -jyp 2031

JYP2031E
記述子名"@1@"のCOUNT値に誤りがあります.
[状態コード]
07009
[メッセージの意味]
記述子名"@1@"のCOUNT値に以下のいずれかの誤りがあります。
- COUNTの値が指定されていない
- 指定されたCOUNTの値は1以上で、かつ実現値の範囲内ではない
[パラメタの意味]
@1@: 記述子名
[システムの処理]
SQL文の処理を中止します。
[利用者の処置]
以下のいずれかの処置を行ってください。
- COUNTの値を指定してください
- ALLOCATE DESCRIPTOR文で指定した、実現値を確認してください
- ALLOCATE DESCRIPTOR文で実現値を省略した場合は、動作環境ファイル
   内の"DESCRIPTOR_SPEC"の項目の値を確認してください

WindowsWindowsの場合

“メッセージ集”を参照してください。

RDAxxxxのエラーメッセージの分析

RDA-SVのエラーメッセージです。

参照

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

“メッセージ集”、またはrdasvmsgコマンドを参照してください。

WindowsWindowsの場合

“メッセージ集”を参照してください。

その他のエラーメッセージの分析

OSまたはSymfoware Server以外のアプリケーションによって表示されている可能性があります。出力されるエラーメッセージが、何に対するものなのかを調査してください。

JDBC連携時に出力されるエラーメッセージを確認する場合

エラーメッセージの種類

参照先

JavaVMが出力するメッセージ

Sunのドキュメント
“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“異常時の対処”

EJBが出力するメッセージ(EJBxxxx)

Interstage Application Server EJB ユーザーズガイド
Interstage Application Server メッセージ集

Servletが出力するメッセージ

Interstage Application Server JServlet ユーザーズガイド

参照

詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の”メッセージリファレンス”を参照してください。