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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

13.1 コアファイルの採取方法について知る

コアファイルの採取方法についてよくある質問と、その回答について説明します。

コアファイルの出力先は?

コアファイルは、Symfoware/RDB関連の異常時に出力されます。コアファイルの出力先およびファイル名を以下に示します。

プロセス

出力先

ファイル名

サーバプロセス

RDB構成パラメタファイル RDBCOREパラメタの指定先  (注)

Core_プロセスID.年月日.時分秒

RDBコマンド

カレントディレクトリ

Core

アプリケーション

カレントディレクトリ

Core

注) RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタに、存在しないディレクトリを指定している場合は、コアファイルはSymfoware/RDBを起動した(rdbstartコマンドを実行した)ディレクトリに出力されます。
このとき、ファイル名が“core”になる場合があります。

注意

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

  • RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタの指定先が存在しない場合、Symfoware/RDBは起動できません。

  • coreが完全でない場合は、調査ができない場合があります。

  • core出力先のファイルシステムに空き容量が不足している場合、コアファイルは完全に採取されません。

    • coreのサイズが制限されている場合に、そのサイズ以上のcoreを出力しようとすると、コアファイルは完全に採取されません。
      coreのサイズを制限する方法については、Solarisの場合は、Bシェルのulimitコマンド、Kシェルのulimitコマンド、または、Cシェルのlimitコマンドなどがあります。
      Linuxの場合は、bashのulimitコマンド、または、TCシェルのlimitコマンドなどがあります。

    • 出力先ディレクトリに“core”という名前のディレクトリが存在している場合、ファイル名は“core_プロセスID.年月日.時分秒”にはなりません。


WindowsWindowsの場合

  • RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタの指定先が存在しない場合、Symfoware/RDBは起動できません。

  • coreが完全でない場合は、調査ができない場合があります。

  • core出力先のファイルシステムに空き容量が不足している場合、コアファイルは完全に採取されません。

    • RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタの指定先を変更しても、元のディレクトリは削除しないでください。