インデックスのリカバリについてよくある質問と、その回答について説明します。
インデックスのリカバリに適した方法は?
インデックスのリカバリを行うときに、以下の2つの方法ではどちらの方法が適しているかは、データベースの規模とリカバリ許容時間によって決まります。
表の内容からインデックスを再作成する方法
バックアップから戻す方法
リカバリ許容時間の範囲内でインデックスを再作成できる場合は、運用の画一化または管理面から、「表の内容からインデックスを再作成する方法」をお勧めします。
この場合には、以下の利点から、rdbrcvコマンドのf baseオプションを使用したダンプレス復元を推奨します。
インデックスDSIと表DSIの整合性をSymfoware/RDBとして保証できる
バックアップデータ量の削減(インデックスDSIのバックアップが不要)
データベースの容量が数百ギガバイトになるような場合は、修復範囲を局所化できる「バックアップから戻す方法」が有効だと考えられます。
ただしこの場合は、表DSIを含むほかのDSIとの整合性が保証されません。このため、あらかじめ運用手順を明確に決めておき、それに基づいたバックアップ・リカバリ運用を行うことで、整合性を保証する必要があります。