アプリケーション開発時によくある質問と、その回答について説明します。
自動容量拡張を設定している場合、アプリケーション側で必要な処理はあるか?
アプリケーション側で意識する必要はありません。
マルチスレッドで動作するアプリケーションからSQL文を実行する場合の注意事項は?
マルチスレッドで動作するアプリケーションからSQL文を実行する場合は次のSQL拡張インタフェースを使用する必要があります。
セションの動作 | SQL拡張インタフェース | 説明 |
---|---|---|
セションの作成 | SQLThrAllocID() | プロセス内にセションを実行する環境を作成します。 |
セションの開始 | SQLThrStartID() | セションとスレッドの関係付けを行います。本関数により、そのスレッド上でSQL文が実行可能な状態になります。 |
セションの終了 | SQLThrEndID() | セションとスレッドの関係付けを終了します。本関数により、そのスレッド上でSQL文が実行不可能な状態になります。 |
セションの破棄 | SQLThrFreeID() | セションを実行する環境を破棄します。 |
これらのSQL拡張インタフェースは次のシーケンスで発行します。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”の“マルチスレッド環境におけるデータ操作”、“SQLリファレンス”の“SQL拡張インタフェース”を参照してください。
コンパイル(プレコンパイル)の際にはTオプションを指定する必要があります。