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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

8.1.5 アプリケーション開発時の留意点

アプリケーション開発時によくある質問と、その回答について説明します。

自動容量拡張を設定している場合、アプリケーション側で必要な処理はあるか?

アプリケーション側で意識する必要はありません。

マルチスレッドで動作するアプリケーションからSQLを実行する場合の注意事項は?

マルチスレッドで動作するアプリケーションからSQL文を実行する場合は次のSQL拡張インタフェースを使用する必要があります。

セションの動作

SQL拡張インタフェース

説明

セションの作成

SQLThrAllocID()

プロセス内にセションを実行する環境を作成します。

セションの開始

SQLThrStartID()

セションとスレッドの関係付けを行います。本関数により、そのスレッド上でSQL文が実行可能な状態になります。

セションの終了

SQLThrEndID()

セションとスレッドの関係付けを終了します。本関数により、そのスレッド上でSQL文が実行不可能な状態になります。

セションの破棄

SQLThrFreeID()

セションを実行する環境を破棄します。

これらのSQL拡張インタフェースは次のシーケンスで発行します。

参照

詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”の“マルチスレッド環境におけるデータ操作”、“SQLリファレンス”の“SQL拡張インタフェース”を参照してください。

コンパイル(プレコンパイル)の際にはTオプションを指定する必要があります。