排他(ロック)についてよくある質問と、その回答について説明します。
行をロックするには、クライアント用の動作環境ファイルまたはシステム用の動作環境ファイルに、以下のように指定します。
R_LOCK = (YES)
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“クライアント用の動作環境ファイル”、“トランザクションモード”、および“SQLリファレンス”の“SET TRANSACTION文”を参照してください。
また、行ロックを行う場合の注意事項については、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“行単位の排他を使用する場合の注意事項”を参照してください。
ポイント
ロックとトランザクションについて
一般的に、行ロックの機能は、OLTP系の業務においてトランザクションのコンカレンシを向上させるために利用します。
ロックとトランザクションには密接な関係があり、特に、行ロックを利用するような場合は、トランザクションのアクセスモードや独立性水準の設定も考慮する必要があります。
まず、トランザクションモードを変更することによって何ができるかを理解したうえで、どう処理すれば意図したことが実現できるかを明確にしてください。
そのために、上記のマニュアルを参照して、トランザクションアクセスモードと独立性水準、ロックの関係について理解してください。