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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

6.4.2 動作環境を構築する

動作環境の構築時によくある質問と、その回答について説明します。

SolarisSymfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合の環境設定方法は?(Solarisの場合)

Symfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合、環境変数RDBNAMEおよびRDBSYSTEMIDパラメタを設定して、複数の動作環境を作成する必要があります。

Symfoware/RDBの環境構築、起動、運用などを行う際には、環境変数RDBNAMEにシステム内で一意な“RDBシステム名” が設定されている必要があります。なお、RDBシステム名は8バイト以内の先頭が英字で始まる英数字で指定します。“RDBII”は指定できません。

参照

詳細は、“セットアップガイド”の“環境変数の設定”および“RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。

RDBシステム名の設定方法を以下に示します。

【設定方法】
  1. RDB構成パラメタファイルの作成

    RDB構成パラメタファイルは、/opt/FSUNrdb2b/etc配下のRDBSYS.cfgを複写して作成したテキストファイルに定義します。テキストファイルは、複写元をRDBSYS.cfgとし、複写先をRDBシステム名.cfgとして作成します。“RDBシステム名”は、環境変数RDBNAMEで設定する“RDBシステム名”と対応付けられます。

  2. RDB構成パラメタファイルへのRDBSYSTEMIDパラメタの設定

    1.で作成したRDB構成パラメタファイルに、以下のパラメタを設定します。システムIDには、マシン内で一意の1から31までの10進数を設定します。

    RDBSYSTEMID = システムID
  3. 環境変数RDBNAMEの設定

    1.で設定した“RDBシステム名”を環境変数RDBNAMEに設定します。この動作環境でSymfoware/RDBの環境構築、起動、運用などを行ってください。

    bash、Bシェル、Kシェルの場合

    RDBNAME=rdbsys1;export RDBNAME

    Cシェルの場合

    setenv RDBNAME rdbsys1

LinuxSymfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合の環境設定方法は?(Linuxの場合)

Symfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合、環境変数RDBNAMEおよびRDBSYSTEMIDパラメタを設定して、複数の動作環境を作成する必要があります。

Symfoware/RDBの環境構築、起動、運用などを行う際には、環境変数RDBNAMEにシステム内で一意な“RDBシステム名” が設定されている必要があります。なお、RDBシステム名は8バイト以内の先頭が英字で始まる英数字で指定します。“RDBII”は指定できません。

参照

詳細は、“セットアップガイド”の“環境変数の設定”および“RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。

RDBシステム名の設定方法を以下に示します。

【設定方法】
  1. RDB構成パラメタファイルの作成

    RDB構成パラメタファイルは、/opt/FJSVrdb2b /etc配下のRDBSYS.cfgを複写して作成したテキストファイルに定義します。テキストファイルは、複写元をRDBSYS.cfgとし、複写先をRDBシステム名.cfgとして作成します。“RDBシステム名”は、環境変数RDBNAMEで設定する“RDBシステム名”と対応付けられます。

  2. RDB構成パラメタファイルへのRDBSYSTEMIDパラメタの設定

    1.で作成したRDB構成パラメタファイルに、以下のパラメタを設定します。システムIDには、マシン内で一意の1から31までの10進数を設定します。

    RDBSYSTEMID = システムID
  3. 環境変数RDBNAMEの設定

    1.で設定した“RDBシステム名”を環境変数RDBNAMEに設定します。この動作環境でSymfoware/RDBの環境構築、起動、運用などを行ってください。

    bashの場合

    RDBNAME=rdbsys1;export RDBNAME

    TCシェルの場合

    setenv RDBNAME rdbsys1

WindowsSymfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合の環境設定方法は?(Windowsの場合)

Symfoware/RDBでマルチRDB運用を行う場合、環境変数RDBNAMEおよびRDBSYSTEMIDパラメタを設定して、複数の動作環境を作成する必要があります。

Symfoware/RDBの環境構築、起動、運用などを行う際には、環境変数RDBNAMEにシステム内で一意な“RDBシステム名” が設定されている必要があります。なお、RDBシステム名は8バイト以内の先頭が英字で始まる英数字で指定します。“RDBII”は指定できません。

参照

詳細は、“セットアップガイド”の“環境変数の設定”および“RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。

RDBシステム名の設定方法を以下に示します。

【設定方法】
  1. RDB構成パラメタファイルの作成

    RDB構成パラメタファイルは、RDBの制御ファイルがインストールされているディレクトリ\RDB\ETC(C:\SFWETC\RDB\ETC)内のRDBSYS.SAMを複写し、作成したテキストファイルに定義します。テキストファイルは、複写元をRDBSYS.SAMとし、複写先をRDBシステム名.cfgとして作成します。“RDBシステム名”は、環境変数RDBNAMEで設定する“RDBシステム名”と対応付けられます。

  2. RDBシステムセットアップの起動

    Windows(R) 2000の場合:

    [スタート]メニューの[プログラム]から以下のいずれかを選択し、[RDBシステムセットアップ]をクリックします。

    • Symfoware Server Enterprise Edition

    • Symfoware Server Standard Edition

    Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合:

    [スタート]メニューの[すべてのプログラム]から以下のいずれかを選択し、[RDBシステムセットアップ]をクリックします。

    • Symfoware Server Enterprise Edition

    • Symfoware Server Standard Edition

    Windows(R)の[スタート]メニューから[プログラム]をポイントし、[Symfoware Server xx]-[RDBシステムセットアップ]をクリックして、RDBシステムセットアップを起動します。

  3. RDBシステムの登録

    RDBシステムセットアップで表示された一覧から設定対象のRDBシステムを選択し、[登録]ボタンをクリックします。

  4. RDBSYSTEMIDパラメタの設定

    [Symfoware/RDBの環境設定]画面の[RDB構成パラメタ]タブで、RDBSYSTEMIDパラメタにシステムIDを設定します。システムIDには、マシン内で一意の1から31までの10進数を設定します