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Symfoware Server V10.0.0 インストールガイド(クライアント編)

3.3.3 出力シェルスクリプトでのインストール

GUIインストーラで作成したシェルスクリプトを使用してインストールする場合の手順について説明します。

シェルスクリプトを使用したインストールの流れを以下に示します。

図3.2 インストールの流れ

以下の手順でインストールしてください。

  1. スーパユーザへの変更

  2. CD-ROMドライブのマウント

  3. インストールの準備

  4. インストール

注意

  • 以下の製品がインストールされている場合、setupinstall_cl.shは使用できません。“3.5 アップグレードインストール”を参照して、アップグレードインストールを行ってください。

    • Symfoware Server クライアント機能

  • 以下のいずれかの製品がインストールされている場合、setupinstall_cl.shは異常終了します。

    • Symfoware Server サーバ機能

    • Connection Manager

    • Interstage Business Application Server 高信頼性ログ機能

1) スーパユーザへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。

# su
Password:***** *

2) CD-ROMドライブのマウント

CD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

注意

RHEL5で自動マウントデーモン(autofs)によるCD-ROMの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでCD-ROMを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているCD-ROMのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

# mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /media/cdrom

3) インストールの準備

以下の手順でインストールの準備をします。

1. 任意のディレクトリに格納

Windows(R)環境またはLinux環境において出力したインストール用のシェルスクリプトを、Linux環境の任意のディレクトリに格納し、以下のようなディレクトリ構成にします。

任意のディレクトリを/symfoとした場合

/symfo/symfo_cl/setupinstall_cl.sh

注意

  • マシンの再起動で消滅するディレクトリ(/var/tmp、/tmp)などには格納しないようにしてください。

  • Windows(R)環境からLinux環境へFTP転送する場合はバイナリモードで転送してください。

2. setupinstall_cl.shの修正

出力したsetupinstall_cl.shは、CD-ROMのディレクトリを“/media/cdrom”に設定しています。

CD-ROMディレクトリが“/media/cdrom”と異なる場合、setupinstall_cl.shを修正してください。

CD-ROMのディレクトリが“/mnt/ABC”の場合

PKGDIRECTORY="/mnt/ABC"
3. 実行権の付与

setupinstall_cl.shに実行権を付与してください。

# cd /symfo/symfo_cl
# chmod a+x setupinstall_cl.sh

4) インストール

setupinstall_cl.shを実行してインストールを開始します。setupinstall_cl.shはsetupinstall_cl.shが存在するディレクトリ上から実行します。

# cd /symfo/symfo_cl
# ./setupinstall_cl.sh

注意

インストールの途中でエラーが発生していた場合は、以下のように対処してください。

  1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

  2. symfo_removeコマンドでアンインストールを実行して、途中までインストールされたプログラムファイルを削除します。
    symfo_removeコマンドを使用したアンインストールの詳細については、“3.6 アンインストール”を参照してください。

  3. 再度インストール用のシェルスクリプトを実行します。