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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

C.4.4 データの挿入

ADO連携でデータの挿入を行う方法について説明します。

本サンプルコードは、INSERT文実行後、メッセージボックスで完了を知らせます。

アプリケーションの手順

  1. コネクションを接続します。詳細は、“C.4.1 接続および切断”を参照してください。

  2. Commandオブジェクトを生成します。
    Command.ActiveConnectionプロパティに手順1で生成したConnectionオブジェクトを設定します。
    Command.CommandTextプロパティにINSERT文を設定します。
    Command.CommandTypeプロパティにCommandTypeEnum.adCmdTextを設定します。

  3. Command.ExecuteメソッドでINSERT文を実行します。

  4. コネクションを切断します。

  5. オブジェクトを破棄します。

エラー処理については、“C.4.10 エラー処理”を参照してください。

'オブジェクト宣言
Dim Con As ADODB.Connection
Dim Com As ADODB.Command

'Connectionオブジェクトの生成
Con = New ADODB.Connection()
Con.ConnectionString = "DSN=DSN01;UID=USER01;PWD=PASS01;"

On Error GoTo ErrorProc

'1. コネクション接続
Con.Open()

'2. Commandオブジェクトの生成と設定
Com = New ADODB.Command()
Com.ActiveConnection = Con
Com.CommandText = _
 "INSERT INTO TESTTBL VALUES(300,1000.025,DATE'2007/04/10','INSERT DATA')"
Com.CommandType = ADODB.CommandTypeEnum.adCmdText

'3. INSERT文実行
Com.Execute()

'メッセージボックスの表示
MessageBox.Show("行を挿入しました", "Normal End", _
                MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.None)

'4. コネクション切断
Con.Close()

'5. オブジェクトの破棄
Com = Nothing
Con = Nothing

Exit Sub

'エラー処理
ErrorProc:

'エラー処理ルーチンを記述