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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

C.2.2 データの挿入

Visual BasicのRDOとの連携でデータの更新を行う方法について説明します。

本サンプルコードは、INSERT文実行後、メッセージボックスで完了を知らせます。

アプリケーションの手順

  1. コネクションを接続します。詳細は、“C.2.1 接続および切断”を参照してください。

  2. rdoConnection.CreateQuery メソッドでrdoQueryオブジェクトを生成します。(SQLプロパティへINSERT文を設定します)

  3. rdoConnection.ExecuteメソッドでINSERT文を実行します。(rdExecDirectオプションを指定します)

  4. コネクションを切断します。

  5. オブジェクトを破棄します。

エラー処理については、“C.2.9 エラー処理”を参照してください。

'オブジェクト宣言
Dim Env As rdoEnvironment
Dim Con As rdoConnection
Dim Qry As rdoQuery

'rdoEnvironmentオブジェクトの生成

Set Env = rdoEngine.rdoEnvironments(0)

On Error GoTo ErrorProc

'1. コネクション接続
Set Con = Env.OpenConnection("DSN01", rdDriverNoPrompt, _
                             False, "UID=USER01;PWD=PASS01;")

'2. rdoQueryオブジェクトの生成
Set Qry = Con.CreateQuery("", _
      "INSERT INTO TESTTBL VALUES(200,1000.025,DATE'2007-04-10','INSERT DATA')")

'3. INSERT文実行
Qry.Execute (rdExecDirect)

'メッセージボックスの表示
MsgBox "行を挿入しました", vbOKOnly, "Normal End"

'4. コネクション切断
Con.Close

'5. オブジェクトの破棄
Set Qry = Nothing
Set Con = Nothing
Set Env = Nothing

Exit Sub

'エラー処理
ErrorProc:

'エラー処理ルーチンを記述します