ADOとの連携でデータの挿入を行う方法について説明します。
本サンプルコードは、INSERT文実行後、Webページ上で完了を知らせます。
アプリケーションの手順
コネクションを接続します。詳細は、“D.2.1 接続および切断”を参照してください。
Commandオブジェクトを生成します。
Command.ActiveConnectionプロパティに手順1で生成したConnectionオブジェクトを設定します。
Command.CommandTextプロパティにINSERT文を設定します。
Command.CommandTypeプロパティにCommandTypeEnum.adCmdTextを設定します。
Command.ExecuteメソッドでINSERT文を実行します。
コネクションを切断します。
オブジェクトを破棄します。
エラー処理については、“D.2.9 エラー処理”を参照してください。
'オブジェクト宣言 Dim Con As ADODB.Connection Dim Com As ADODB.Command 'Connectionオブジェクトの生成 Con = New ADODB.Connection Con.ConnectionString = "DSN=DSN01;UID=USER01;PWD=PASS01;" On Error GoTo ErrorProc '1. コネクション接続 Con.Open() '2. Commandオブジェクトの生成と設定 Com = New ADODB.Command Com.ActiveConnection = Con Com.CommandText = _ "INSERT INTO TESTTBL VALUES(100,1000.025,DATE'2007/04/10','INSERT DATA')" Com.CommandType = ADODB.CommandTypeEnum.adCmdText '3. INSERT文実行 Com.Execute() 'メッセージの表示 Label1.Text = "Normal End<br>行を挿入しました" '4. コネクション切断 Con.Close() '5. オブジェクトの破棄 Com = Nothing Con = Nothing Exit Sub 'エラー処理 ErrorProc: 'エラー処理ルーチンを記述