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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

4.1.1 Accessの利用方法

AccessからSymfoware/RDBのデータベースにアクセスする方法を説明します。

参照

詳細な利用方法およびAccessの機能については、Accessのマニュアルを参照してください。

4.1.1.1 接続までの手順

Accessを利用してSymfoware/RDBに接続する手順について説明します。

  1. ODBCデータソースの登録

  2. Accessのmdb作成

  3. Symfoware/RDBへの接続

1) ODBCデータソースの登録

Symfoware/RDBへ接続するためのODBCデータソースの登録を行います。

詳細については、“3.1 ODBCデータソースの登録”を参照してください。

ここでは、ODBCデータソースの登録例を以下に記載します。

2) Accessのmdb作成

  1. 接続情報などを管理するためのmdbをAccessに作成します。

    以下の[Microsoft Access]画面が表示されたら、[空のデータベース]を選び[OK]ボタンをクリックします。

  2. [データベースの新規作成]画面でファイル名を入力し[作成]ボタンをクリックします。

3) Symfoware/RDBへの接続

Symfoware/RDBに以下の手順で接続します。

  1. Accessのメニューから[ファイル]-[外部データの取り込み]-[テーブルのリンク]を選択し実行します。

  2. [ファイルの種類]から[ODBC Database()]を選びます。

  3. [データソースの選択]の画面が表示されますので、[コンピュータデータソース]タブを選択し、“ODBCデータソースの登録”で登録したODBCデータソースを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. [Symfoware ODOSコネクト]画面が表示されます。

    リモートアクセスの場合

    Symfoware/RDBで利用者の認証情報を管理している場合は、Symfoware/RDBに登録してあるユーザ名とパスワードを指定してください。

    Symfoware/RDBで利用者の認証情報を管理していない場合は、データベースサーバに登録してあるユーザ名とパスワードを指定してください。ただし、ローカルのSymfoware/RDBと接続する場合、またはWindows(R) 2000以外を利用し、接続先ホスト名に“localhost”、またはループバックアドレスが指定された場合は、ユーザ名とパスワードの指定は不要です。省略した場合は、現在Windows(R)にログインしているユーザ名の権限で動作します。

    ローカルアクセスの場合

    Symfoware/RDBで利用者の認証情報を管理している場合は、Symfoware/RDBに登録してあるユーザ名とパスワードを指定してください。

    Symfoware/RDBで利用者の認証情報を管理していない場合は、同一のパソコン上に登録してあるユーザ名とパスワードを指定してください。または、ユーザ名とパスワードを省略してください。

    省略した場合は、現在Windows(R)にログインしているユーザ名の権限で動作します。

  5. [テーブルのリンク]画面が表示されますので、該当のテーブルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    以降はAccessの機能を利用し、データ操作を行ってください。

4.1.1.2 利用時の注意事項

Accessを利用してSymfoware/RDBのデータベースへアクセスする場合の注意事項を以下に示します。

Accessのクエリ機能による日時型の条件指定書き方について

SQL文にTIMESTAMP型の定数を指定する場合には、TIMESTAMP '2007-04-01 12:53:15' と記述しますが、変数でTIMESTAMPのデータを与える場合には、時刻印を表す文字列データ'2007-04-01 12:53:15'を文字型の変数に格納して与えます。

Accessでもクエリの検索条件に指定する入力フィールドは文字列データとして扱うようになっています。

そのため、検索条件には文字列の表現で指定してください。

TIMESTAMP '2007-04-01 12:53:15'ではなく2007-04-01 12:53:15と入力してください。

なお、DATE型またはTIME型も同様に文字列として表現してください。