サポートAPIの使用上の留意事項は以下のとおりです。各APIの詳細は、Microsoft社のMSDNライブラリを参照してください。
クラス名 | メンバ | 留意事項 |
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SymfowareCommand | CommandText |
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CommandTimeout | SymfowareCommand.CommandTimeoutプロパティへの設定値は無視されます。また、プロパティを参照すると、必ず0が返ります。コマンドの実行待ち時間を指定する場合は、SymfowareConnection.ConnectionStringプロパティのWAIT_TIMEを使用してください。 | |
Dispose | 以下のオブジェクトを生成すると、.NET Framework環境だけではなく、サーバ側にも資源が作成されます。 作成された資源は、不要になった時点でSymfowareCommand.Disposeメソッド、またはSymfowareDataReader.Closeメソッドを実行することにより、即座に解放することができます。しかし、これらのメソッドを省略し、資源解放をガーベジコレクションに任せている場合、ガーベジコレクションは.NET Framework環境の空間を制御しているだけなので、サーバ側に無駄な資源が残る可能性があり、性能上の問題となります。これらのオブジェクトが不要となった場合は、必ずSymfowareCommand.Disposeメソッド、またはSymfowareDataReader.Closeメソッドを指定し、解放してください。 | |
ExecuteNonQuery | SymfowareCommand.CommandTextプロパティでは、疑問符(?)のプレースホルダを使用してください。名前付きパラメタは使用できません。 | |
ExecuteReader | ||
ExecuteScalar | ||
SymfowareConnection | - | 1つのSymfowareConnectionオブジェクトで、同時に実行可能なSymfowareCommandオブジェクトの数は、32000個です。 |
ConnectionString | SymfowareConnection.ConnectionStringプロパティには、Symfoware .NET Data Provider固有のキーワードを指定することができます。キーワードの詳細は、“付録B ConnectionStringプロパティのキーワード”を参照してください。 | |
ServerVersion | SymfowareConnection.ServerVersionプロパティで取得するバージョンレベルの形式は、以下のとおりです。 | |
BeginTransaction |
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SymfowareConnectionStringBuilder | SymfowareConnectionStringBuilderコンストラクタ | SymfowareConnectionStringBuilderコンストラクタに指定するConnectionStringには、eventlogキーワードおよびtuneparamキーワードを含むことはできません。 |
SymfowareDataReader | Close | 以下のオブジェクトを生成すると、.NET Framework環境だけではなく、サーバ側にも資源が作成されます。 作成された資源は、不要になった時点でSymfowareCommand.Disposeメソッド、またはSymfowareDataReader.Closeメソッドを実行することにより、即座に解放することができます。しかし、これらのメソッドを省略し、資源解放をガーベジコレクションに任せている場合、ガーベジコレクションは.NET Framework環境の空間を制御しているだけなので、サーバ側に無駄な資源が残る可能性があり、性能上の問題となります。これらのオブジェクトが不要となった場合は、必ずSymfowareCommand.Disposeメソッド、またはSymfowareDataReader.Closeメソッドを指定し、解放してください。 |
GetChars | SymfowareDataReader.GetCharsメソッドでは、すべての場合においてGetCharsを使用してVarChar列をチャンクとして読み取ることができます。 | |
GetSchemaTable | 他システムから接続しているコネクション数がMAX_CONNECT_TCPに指定した接続数に達している場合、SymfowareDataRearder.GetSchemaTableメソッドによりスキーマ情報を取得することはできません。 | |
GetString | SymfowareDataReader.GetStringメソッドでは、変換は実行されません。そのため、取得するデータは文字列である必要があります。文字列でない場合は、例外が生成されます。 | |
SymfowareError | SQLState | |
ToString | SymfowareError.ToStringメソッドで取得するエラーテキスト形式は以下のとおりです。 | |
SymfowareParameter | SymfowareParameterコンストラクタ | SymfowareParameterコンストラクタのパラメタ、またはSymfowareParamterのDirectionプロパティに、ParameterDirection.ReturnValueが指定されたSymfowareParameterオブジェクトには、SQL文を実行しても、何も値を設定しません。すでに値が設定されている場合には、そのまま返却します。 |
Direction | ||
SymfowareDbType | SymfowareParameter.SymfowareDbTypeプロパティに指定可能なデータ型の詳細は、以下のとおりです。既定値はVarCharです。
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ParameterName | SymfowareCommand.CommandTextプロパティに疑問符プレースホルダを利用した場合、SymfowareParameter.ParameterNameプロパティにパラメタ名を指定しても、SymfowareParameterCollectionにSymfowareParameterオブジェクトを追加した順序で処理されます。 | |
SymfowareParameterCollection | Add | SymfowareCommand.CommandTextプロパティに疑問符プレースホルダを利用した場合、疑問符プレースホルダの順序と、SymfowareParameterCollection.AddメソッドによりSymfowareParameterCollectionにSymfowareParameterオブジェクトを追加する順序を一致させてください。 |
SymfowareTransaction | IsolationLevel | SymfowareTransaction.IsolationLevelプロパティの既定値は、“ReadUncommitted”です。 |