表定義またはインデックス定義で格納領域指定を指定し、格納構造を簡略化して定義する場合の格納構造と、DSO名およびDSI名の命名規約について説明します。
格納構造を簡略化して定義した場合、表定義およびインデックス定義時の各種名前から表のDSO名およびDSI名を自動的に命名します。また、このときにデータ長および割付け量も自動的に決定します。
格納構造の簡略化定義では、DSIの容量は動的に拡張されます。
なお、動作環境ファイルのパラメタで命名時のプレフィックス、データ長、割付け量およびDSIの容量拡張の設定を変更することができます。
参照
システム用の動作環境ファイルについての詳細は、“セットアップガイド”を参照してください。
表の格納構造は以下のようになります。
SEQUENTIAL構造
4K
256K
ORDER(1)
ただし、表定義が以下の場合、表の格納構造はOBJECT構造となります。なお、以下の表定義の場合でも、動作環境ファイルのDEFAULT_DSI_TYPE でSEQUENTIALを指定している場合は、格納構造はSEQUENTIAL構造となります。
表の最後に1つだけBLOB型でサイズが32Kバイト以上の列を指定している。
BLOB型以外の列は固定長属性である。
BLOB型の列にNOT NULL制約を指定している。
OBJECT構造
32K
32768K
表のDSO名および表のDSI名は、表定義時のスキーマ名と表名を組み合せて命名します。DSO名とDSI名は同じ名前になります。
“# スキーマ名 {#|@} 表名” (1) (2) (3) (4) (5)
(1) 固定プレフィックス
(2) CREATE TABLE文で指定したスキーマ名
(3) 表名が文字列の場合
(4) 表名が各国語文字列の場合
(5) CERATE TABLE文で指定した表名
ただし、スキーマ名および表名のいずれか、または両方が各国語文字列の場合には、DSO名およびDSI名は、全体が各国語文字列となります。
システム用の動作環境ファイルでDEFAULT_DSI_NAME=CODEを指定した場合、表のDSO名およびDSI名は、システムで採番する10桁の数字を使用して命名します。