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Symfoware Server V10.0.0 SQLTOOLユーザーズガイド

4.6.1 動作環境の動的変更

CHANGE ENV文により、現在の動作環境を動的に変更することができます。

CHANGE ENV文を実行すると、それ以前に実行した以下の制御文は無効になります。

変更できる実行パラメタ

CHANGE ENV文で変更できる実行パラメタを以下に示します。

実行パラメタ

概要

備考

IGNORE_INDEX

インデックスを使用しないアクセスプランを選択するか否か

最適化パラメタ

JOIN_RULE

ジョインする方法

JOIN_ORDER

結合表と他の表のジョイン順

SCAN_KEY_ARITHMETIC_RANGE

四則演算の検索範囲について、インデックス範囲検索、または、クラスタキーの検索を行うか否か

SCAN_KEY_CAST

探索条件のCASTオペランドに指定した列でインデックスの範囲検索、または、クラスタキー検索を行うか否か

SS_RATE

述語ごとの検索範囲の選択率の値

TID_SORT

インデックス検索と表データ取得のアクセスモデルでTIDソートを利用するか否か

TID_UNION

TIDユニオンマージのアクセスモデルを有効にするか否か

USQL_LOCK

UPDATE文:探索またはDELETE文:探索の更新標的レコードを位置づける部分の占有モード

MAX_PARALLEL

データベースを並列に検索する場合の多重度

PARALLEL_SCAN

アプリケーション単位またはコネクション単位にデータベースを並列に検索するか否か

R_LOCK

排他の単位を行とする

SORT_HASHAREA_SIZE

ソート処理がレコードをハッシングして格納するための領域サイズ

SORT_MEM_SIZE

作業用ソート領域として使うメモリサイズ

WORK_MEM_SIZE

作業用テーブルとして使うメモリサイズ

上記の実行パラメタのうち、アクセスプランを変更するパラメタを、最適化パラメタと呼びます。実行パラメタの詳細については、“5.4 CHANGE ENV文”を参照してください。