以下に表の設計例を示します。
図2.2 表の設計例
以下に図について説明します。
伝票を管理するための表を想定しています。
表では、受注伝票、発注伝票という異なる形式の伝票が格納、管理される場合も想定しています。
表は、「伝票番号」、「部門コード」、「伝票種別」、「伝票」という列をもちます。
それぞれの列は、以下の型で定義します。
「伝票番号」:INTEGER型
「部門コード」:SMALLINT型
「伝票種別」:CHARACTER(2)型
「伝票」:BLOB(2K)型
「伝票」列にXMLデータが格納されます。
「伝票種別」には、BLOB型のデータとして格納するXMLデータが属するXMLグループを決定するための情報が格納されます。ここでは、'1'が受注伝票のXMLグループ、'2'が発注伝票のXMLグループと想定しています。
以上の条件で、スキーマ定義、表定義を行う場合、以下のようになります。
CREATE SCHEMA 伝票スキーマ COMMENT ' 伝票管理用 ' ; CREATE TABLE 伝票スキーマ.伝票表 (伝票番号 INTEGER NOT NULL, 部門コード SMALLINT NOT NULL, 伝票種別 CHARACTER (2) NOT NULL, 伝票 BLOB (2K) NOT NULL, PRIMARY KEY (伝票番号)) ;
参照
スキーマ定義、表定義を含めた論理構造の定義については、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。