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Symfoware Server V10.0.0 インストールガイド(サーバ編)

8.2 出力シェルスクリプトでのアンインストール

GUIインストーラで作成したアンインストール用シェルスクリプトを使用して、アンインストールする場合の手順について説明します。アンインストール用シェルスクリプトでは、GUIインストーラでインストールした機能をアンインストールすることができます。

注意

  • 自動起動停止スクリプトを利用している場合、Symfoware Serverのアンインストールは、自動起動停止スクリプトをアンセットアップしてから行ってください。

    自動起動停止スクリプトのアンセットアップの詳細については、“セットアップガイド”を参照してください。

  • クラスタシステムの場合、Symfoware Serverのアンインストールは、クラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションおよびSymfoware/RDBのリソースを削除してから行ってください。
    ただし、再インストール作業でSymfoware Serverをアンインストールする場合は、クラスタアプリケーションおよびSymfoware/RDBのリソースの削除は不要です。

    その他の作業の詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”を参照してください。

  • アンインストール用のシェルスクリプトのファイル名は、Symfoware Serverの製品名によって異なります。

    表8.1 Symfoware Serverの製品名と出力されるファイル名の関係

    Symfoware Serverの製品名

    アンインストール用のシェルスクリプト

    EEE

    setupuninstall_ex.sh

    EE

    setupuninstall_ee.sh

    SE

    setupuninstall_se.sh

以下の手順でアンインストールしてください。

  1. WebDBtoolsの停止

  2. WebAdminの停止

  3. Symfoware/RDBの停止

  4. ネーミングサービスの停止

  5. スーパユーザへの変更

  6. アンインストールの準備

  7. アンインストール

1) WebDBtoolsの停止

WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを停止してください。

参照

作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。

2) WebAdminの停止

WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。

参照

作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebAdminの起動と停止”を参照してください。

3) Symfoware/RDBの停止

Symfoware/RDBを停止します。

$ rdbstop

4) ネーミングサービスの停止

JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを停止してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。

参照

作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。

5) スーパユーザへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。

# su
Password:******

6) アンインストールの準備

以下の手順でアンインストールの準備をします。

1. 任意のディレクトリに格納

Windows(R)環境またはLinux環境において出力したインストール用のシェルスクリプトを、Linux環境の任意のディレクトリに格納し、以下のようなディレクトリ構成にします。

例1

Symfoware Server Enterprise Extended Editionで、任意のディレクトリを/symfoとした場合

/symfo/symfo_ex/setupuninstall_ex.sh
例2

Symfoware Server Enterprise Editionで、任意のディレクトリを/symfoとした場合

/symfo/symfo_ee/setupuninstall_ee.sh
例3

Symfoware Server Standard Editionで、任意のディレクトリを/symfoとした場合

/symfo/symfo_se/setupuninstall_se.sh

注意

  • マシンの再起動で消滅するディレクトリ(/var/tmp、/tmp)などには格納しないでください。

  • Windows(R)環境からLinux環境へFTP転送する場合はバイナリモードで転送してください。

2. 実行権の付与

アンインストール用のシェルスクリプトに実行権を付与してください。

例1

Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合

# cd /symfo/symfo_ex
# chmod a+x setupuninstall_ex.sh
例2

Symfoware Server Enterprise Editionの場合

# cd /symfo/symfo_ee
# chmod a+x setupuninstall_ee.sh
例3

Symfoware Server Standard Editionの場合

# cd /symfo/symfo_se
# chmod a+x setupuninstall_se.sh

7) アンインストール

アンインストール用のシェルスクリプトを実行してアンインストールを行います。アンインストール用のシェルスクリプトはアンインストール用のシェルスクリプトが存在するディレクトリ上から実行します。

例1

Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合

# cd /symfo/symfo_ex
# ./ setupuninstall_ex.sh
例2

Symfoware Server Enterprise Editionの場合

# cd /symfo/symfo_ee
# ./ setupuninstall_ee.sh
3

Symfoware Server Standard Editionの場合

# cd /symfo/symfo_se
# ./ setupuninstall_se.sh

注意

  • アンインストールの途中でエラーが発生した場合は、以下のように対処してください。

    1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

    2. 再度、アンインストール用のシェルスクリプトを実行します。

  • アンインストールが完了しても、以下のインストールディレクトリが削除されない場合があります。原因として、インストールディレクトリ配下にファイルを作成していたことなどが考えられます。不要であれば、rmコマンドなどで削除してください。

    • /opt/パッケージ名

    • /var/opt/パッケージ名

    • /etc/opt/パッケージ名

    パッケージ名については、各製品の“インストールガイド”を参照してください。