Symfoware/RDBシステム全体で有効となる利用者の認証情報の変更は、SET SYSTEM PARAMETER文で変更します。利用者ごとに設定されたユーザパラメタは、ALTER USER文で変更します。
変更されたユーザパラメタを参照する優先順位は、以下のとおりです。
ALTER USER文
SET SYSTEM PARAMETER文
インストール時の初期値
このため、ALTER USER文で各利用者に設定されたユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文では変更されません。
参照
ALTER USER文およびSET SYSTEM PARAMETER文の詳細は、“SQLリファレンス”を参照してください。
Symfoware/RDBシステムの設定値の変更
Symfoware/RDBシステムの設定値を変更する場合のイメージを以下に示します。
利用者の認証情報の変更例
ここでの変更例は、Symfoware/RDBシステム全体に対して、ユーザパラメタのパスワードの期限を45日に、パスワードの連続失敗回数を6回に、変更催促期間を5日に変更します。
> rdbddlex D:\USERS\rdb1\ddl\syspara1.dat
syspara1.dat
SET SYSTEM PARAMETER PASSWORD_LIMIT_TIME=45, INVALID_PASSWORD_TIME=6, PASSWORD_CHANGE_TIME=5 ;
利用者ごとの設定値の変更
利用者ごとの設定値を変更する場合のイメージを以下に示します。
利用者“SATO”のユーザパラメタの変更例
ここでの変更例は、パスワードの期限を40日に変更します。
> rdbddlex D:\USERS\rdb1\ddl\syspara2.dat
syspara2.dat
ALTER USER SATO PASSWORD_LIMIT_TIME=40;