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Symfoware Server V10.0.0 RDB運用ガイド

9.6.1 利用者の認証情報の変更

Symfoware/RDBシステム全体で有効となる利用者の認証情報の変更は、SET SYSTEM PARAMETER文で変更します。利用者ごとに設定されたユーザパラメタは、ALTER USER文で変更します。

変更されたユーザパラメタを参照する優先順位は、以下のとおりです。

  1. ALTER USER文

  2. SET SYSTEM PARAMETER文

  3. インストール時の初期値

このため、ALTER USER文で各利用者に設定されたユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文では変更されません。

参照

ALTER USER文およびSET SYSTEM PARAMETER文の詳細は、“SQLリファレンス”を参照してください。

Symfoware/RDBシステムの設定値の変更

Symfoware/RDBシステムの設定値を変更する場合のイメージを以下に示します。

利用者の認証情報の変更例

ここでの変更例は、Symfoware/RDBシステム全体に対して、ユーザパラメタのパスワードの期限を45日に、パスワードの連続失敗回数を6回に、変更催促期間を5日に変更します。

> rdbddlex  D:\USERS\rdb1\ddl\syspara1.dat

syspara1.dat

SET SYSTEM PARAMETER           
    PASSWORD_LIMIT_TIME=45,    
    INVALID_PASSWORD_TIME=6,   
    PASSWORD_CHANGE_TIME=5 ;   

利用者ごとの設定値の変更

利用者ごとの設定値を変更する場合のイメージを以下に示します。

利用者“SATO”のユーザパラメタの変更例

ここでの変更例は、パスワードの期限を40日に変更します。

> rdbddlex  D:\USERS\rdb1\ddl\syspara2.dat

syspara2.dat

ALTER USER SATO               
    PASSWORD_LIMIT_TIME=40;