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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

6.2.4 ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのリカバリ

運用のRDBシステムにおいて以下の手順でリカバリをしてください。

参照

各コマンドのオプションの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

リカバリ操作の手順

(1)スタンバイクラスのクラスタサービスの状態を、        ―――― クラスタ管理
    確認します。                                                ビューまたは
                                                                 clgettreeコマンド
                                                                (sオプション)
(2)スタンバイクラスのクラスタサービスの状態が「運用中」―――― クラスタ管理
    または「片側運用」のときは、スタンバイクラスの              ビューまたは
    クラスタサービスを停止します。                              clstopsvcコマンド
(3)媒体障害の場合は、障害ディスクを取り換えます。    ―――― CE作業
  ディスク交換後、以下の作業を忘れずに行ってください。
  ・パーティション分割
  ・NTFSフォーマット(RDBの資源をNTFSファイルに配置している場合のみ)
  ・論理ドライブ名の設定(RDBの資源をローデバイスに配置している場合のみ)
(4)ディスクリソースを活性状態にします。
    ディスクリソースの活性手順は、
    “5.1.2 ディスクリソースを活性状態にする”
    を参照してください。
(5)rdbrcvdicコマンドのLOADモードでユーザロググループ用 ―――― rdbrcvdicコマンド
    のRDBディレクトリファイルをリカバリします。ユーザログ      (LOADモードかつ
    グループ用のRDBディレクトリファイルのリカバリは、           gオプションかつ
    インクリメンタルリカバリによるリカバリを推奨します。        ddlオプション)
(6)ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルが     ―――― rdbscldirコマンド
    正常にリカバリされたことを確認します。                     (Vオプション)
    リカバリした以外にアクセス禁止状態のユーザロググループ用
    のRDBディレクトリファイルが存在していた場合    ⇒(5)
    リカバリした以外にアクセス禁止状態のユーザロググループ用
    のRDBディレクトリファイルが存在していない場合  ⇒(7)
(7)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                ―――― rdbstartコマンド
(8)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                ―――― rdbstopコマンド
(9)ディスクリソースを非活性状態にします。
    ディスクリソースの非活性手順は、
    “5.1.4 ディスクリソースを非活性状態にする”
    を参照してください。
(10)スタンバイクラスのクラスタサービスを起動します。   ―――― クラスタ管理
                                                                ビューまたは
                                                                clstartsvcコマンド
(11)スタンバイクラスのクラスタサービスの状態を確認     ―――― クラスタ管理
    します。                                                    ビューまたは
                                                                clgettreeコマンド
                                                               (sオプション)
(12)スタンバイクラスのクラスタサービスの状態が         ―――― クラスタ管理
    「片側運用」のときは、スタンバイクラスの                    ビューまたは
    クラスタサービスを組込み可能モードに変更し、                clchgbldmdコマンド
    待機インスタンスに組込みます。さらに、移動待機              clbldinsコマンド
    なしの場合は、スタンバイクラスのクラスタサービス            clresumsvcコマンド
    を切り戻します。
(13)ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを    ―――― rdbrcvコマンド
    インクリメンタルリカバリによりリカバリした場合は、             (Dオプション)
    DSIのアクセス情報をリカバリします。