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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

5.3 スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ運用を行っていない環境から、スケーラブルログ運用を行う環境への変更は、以下の手順で行います。

  1. スタンバイクラスのクラスタサービスの停止

  2. RDB構成パラメタファイルの編集

  3. ロググループ管理ファイルの作成

  4. ユーザロググループの追加

ユーザロググループの追加の詳細については、“4) Symfoware/RDB環境の作成”および“5.4.1 ユーザロググループの追加”を参照してください。

(1)スタンバイクラス配下の業務を完全に停止します。
(2)スタンバイクラスのクラスタサービスを停止します。        ―――― クラスタ運用管理
                                                                    ビューまたは
                                                                    clstopsvcコマンド
(3)Symfoware/RDBが正常に停止したかを確認します。
    (Symfoware/RDBを配置している各ノードのイベントログ
    およびメッセージログファイルに、Symfoware/RDBの停止
    メッセージが出力されるので、正常に停止していること
    を確認します。)
(4)ディスクリソースを活性状態にします。
    ディスクリソースの活性手順は、
   “5.1.2 ディスクリソースを活性状態にする”
    を参照してください。
(5)RDB構成パラメタファイルを編集します。                   ―――― テキストエディタで
    (ロググループ管理ファイルを作成するために、RDB構成              編集
    パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEにロググループ
    管理ファイルの配置先を指定します。)
(6)ロググループ管理ファイルを作成します。                  ―――― rdblogコマンド
                                                                    (Mオプション)
(7)ユーザロググループを追加します。                        ―――― rdblogコマンド
(8)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                   ―――― rdbstartコマンド
(9)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                   ―――― rdbstopコマンド
(10)ディスクリソースを非活性状態にします。
    ディスクリソースの非活性手順は、
   “5.1.4 ディスクリソースを非活性手順状態にする”
    を参照してください。
(11)スタンバイクラスのクラスタサービスを起動します。       ―――― クラスタ運用管理
                                                                    ビューまたは
                                                                    clstartsvcコマンド
(12)業務を再開します。

注意

ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスが、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、データベーススペース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、監査ログデータベース)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。