ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

5.2.3 ログ管理ファイルの変更手順

ログ管理ファイルの配置先を変更する手順について説明します。

配置先の変更

ログ管理ファイルの環境を変更する要因には、ログ管理ファイルの配置先の変更があります。

ログ管理ファイルの配置先の変更は、rdblogコマンドで行います。このとき、ログ管理ファイルとテンポラリログファイルが同じローデバイスに作成されている場合、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。

スケーラブルログ運用の場合は、当該ロググループを対象にして作業を実施してください。

運用のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。

(1)スタンバイクラス配下の業務を完全に停止します。
(2)スタンバイクラスのクラスタサービスを停止します。      ―――― クラスタ運用管理
                                                                  ビューまたは
                                                                  clstopsvcコマンド
(3) Symfoware/RDBが正常に停止されたか確認します。
    Symfoware/RDBを配置している各ノードのイベントログ
    およびメッセージログファイルに、Symfoware/RDBの停止
    メッセージが出力されるので、正常に停止していること
    を確認します。
(4)ディスクリソースを活性状態にします。
    ディスクリソースの活性手順は、
   “5.1.2 ディスクリソースを活性状態にする”
    を参照してください。
(5)テンポラリログファイルの配置先を確認します。          ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合                             (Vオプションかつ
                                                                  tオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                   (Vオプションかつ
                                                                  tオプションかつ
                                                                  gオプション)
(6)アーカイブログファイルの配置先を確認します。          ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合                             (Vオプションかつ
                                                                  aオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                   (Vオプションかつ
                                                                  aオプションかつ
                                                                  gオプション)
    スケーラブルログ運用ではない場合、またはシステムログ
    グループの場合                              ⇒(7)
    スケーラブルログ運用の場合                  ⇒(8)
(7)RDB構成パラメタファイルのRDBLOGMANAGEに、ログ管理     ―――― テキストエディタ
    ファイルの新しい配置先を指定します。                          で編集
(8)ログ管理ファイルを再作成します。                      ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合またはシステムログ
    グループの場合                                                (Iオプション)
    ユーザロググループの場合                                      (Iオプションかつ
                                                                   rオプションかつ
                                                                   gオプション)
(9)すべてのアーカイブログファイルを再登録します。        ―――― rdblogコマンド
                                                                  (Aオプションかつ
                                                                   aオプション)
(10)すべてのアーカイブログファイルが正常に登録された     ―――― rdblogコマンド
    ことを確認します。
    スケーラブルログ運用ではない場合                              (Vオプションかつ
                                                                   aオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                    (Vオプションかつ
                                                                   aオプションかつ
                                                                   gオプション)
    同じローデバイスに作成していたログ管理ファイル
    とテンポラリログファイルを別々のローデバイスに
    作成する場合または別々のローデバイスに作成していた
    ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同じ
    ローデバイスに作成する場合                      ⇒(12)
(11)テンポラリログファイルを再登録します。                ―――― rdblogコマンド
                                                                  (Aオプションかつ
                                                                   tオプション)
(12)テンポラリログファイルを再作成します。                ―――― rdblogコマンド
                                                                  (Gオプションかつ
                                                                   tオプションかつ
                                                                   rオプション)
(13)テンポラリログファイルが正常に登録または作成された    ―――― rdblogコマンド
    ことを確認します。
    スケーラブルログ運用ではない場合                              (Vオプションかつ
                                                                   tオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                    (Vオプションかつ
                                                                   tオプションかつ
                                                                   gオプション)
(14)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                ―――― rdbstartコマンド
(15)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                ―――― rdbstopコマンド
(16)ディスクリソースを非活性状態にします。
    ディスクリソースの非活性手順は、
   “5.1.4 ディスクリソースを非活性手順状態にする”
    を参照してください。
(17)スタンバイクラスのクラスタサービスを起動します。     ―――― クラスタ運用管理
                                                                  ビューまたは
                                                                  clstartsvcコマンド
(18)業務を再開します。