システムの運用形態について説明します。
1:1運用待機
1つのノードで1つのインスタンス(運用または待機)が動作する形態です。この形態は、ノードダウンした場合でも、処理能力の保証が可能なため、信頼性の高いシステムが構築できます。このため、ミッションクリティカルな基幹業務のシステム構築に向いています。
1つの運用インスタンスに対して、1つの待機インスタンスを配置します。
N:1運用待機
1つのノードで複数の待機インスタンスを持ち、その他のノードは、1つのノードにつき1つの運用インスタンスが動作する形態です。この形態は、運用ノードダウン時の処理能力の保証および待機ノード用コストの削減が可能です。このため、大容量のデータに対する問合せが要件となるデータウェアハウスなど、大規模データベースシステムの構築に向いています。
1つのノードがノードダウンした後に、再びN:1運用待機型の運用形態に戻すためには、切戻しの操作を行い、システムの形態を初期状態にします。なお、切戻し操作の場合は業務の停止が必要です。
注意
複数のRDBシステムを使用して別々のシステムを構築する場合は、それら複数のRDBシステムを、N:1運用待機として配置することができます。
Symfoware Serverが実現する運用形態を、以下に示します。