旧バージョンからの移行には、以下の2つの形態があります。
バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用しない構成
バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する構成
以下の場合のみ、“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する”構成で移行できます。
“マルチジョブコントローラ”の機能を利用しない。
バッチジョブ定義データベースにバッチジョブ定義格納ディレクトリを利用していない。
旧バージョンのバッチジョブ定義データベースから登録しているバッチジョブ定義をすべて取り出します。
バッチジョブ定義データベースに“Symfoware/RDB”を使用している場合、“B.1.2 バッチジョブ定義の取り出し手順(Symfoware/RDB)”を参考にしてください。
バッチジョブ定義データベースに“バッチジョブ定義格納ディレクトリ”を使用している場合、“B.1.3 バッチジョブ定義の取り出し手順(バッチジョブ定義格納ディレクトリ)”を参考にしてください。
旧バージョンで使用していたバッチアプリケーションを退避します。
旧バージョンの“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチワークユニットの配備元資源の退避”、“配置したコマンドやスクリプトの退避”を参照してください。
旧バージョンのバッチ実行基盤を削除します。
旧バージョンの“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチ実行基盤の削除”を参照してください。
Interstage Job Workload Server の旧バージョンをアンインストールします。
旧バージョンの“Interstage Job Workload Server インストールガイド”の“サーバパッケージのアンインストール”を参照してください。
本バージョンのInterstage Job Workload Serverをインストールします。
バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する場合は、“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する”構成でインストールします。
バッチジョブ定義データベースにバッチジョブ定義格納ディレクトリを利用する場合は、“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用しない”構成でインストールします。
本バージョンの“Interstage Job Workload Server インストールガイド”の“サーバパッケージ”を参照してください。
バッチ実行基盤環境のセットアップの準備を実施します。
本バージョンの“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“セットアップの準備”を参照してください。
バッチジョブ定義データベース環境を作成します。
本バージョンのインストールで“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する”構成でインストールした場合のみ必要な手順です。
本バージョンの“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する場合”を参照してください。
バッチサーバ環境を作成します。
本バージョンの“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチサーバ環境の作成”を参照してください。
“バッチジョブ定義の登録”では、1.で取り出したバッチジョブ定義を登録します。
“バッチアプリケーションの配備/配置”では、2.で退避したバッチアプリケーションを配備/配置します。
退避した資源の復元方法については、旧バージョンの“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“配置したコマンドやスクリプトの復元”、“バッチワークユニットの配備元資源の復元”を参照してください。
移行前のバッチジョブ定義データベースが“Symfoware/RDB”で、移行後のバッチジョブ定義データベースが“バッチジョブ定義格納ディレクトリ”の場合、事前に “Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“業務構成要素の設計”を参照して再設計を行ってください。
本バージョンのインストールで“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用しない”構成でインストールした場合、バッチジョブ定義データベースは、バッチサーバ環境を作成することによって作成されます。バッチジョブ定義データベースに、“バッチジョブ定義格納ディレクトリ”を使用する構成となります。
バッチ実行基盤の削除を行うと、実行履歴ログとジョブログスプール内にあるジョブログは削除されます。必要に応じて退避を行ってください。