イベントサービスのアプリケーションは、以下の製品で開発することができます。
Interstage Application Server Enterprise Edition
アプリケーションの作成に関する注意事項
イベントサービスのアプリケーションは、CORBAサービスのアプリケーションとして作成してください。CORBAサービスのアプリケーションについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の以下の章を参照してください。
C言語の場合:“アプリケーションの開発(C言語)”
C++言語の場合:“アプリケーションの開発(C++言語)”
Java言語の場合:“アプリケーションの開発(Java言語)”
COBOLの場合:“アプリケーションの開発(COBOL)”
イベントサービスのアプリケーションにおいて、pullメソッドおよびpull_waitメソッドを発行してイベントデータの待ち合わせ中の状態である場合に、disconnectメソッドを発行しないでください。その場合、pull_cancellメソッドを発行し、いったんイベントデータの待ち合わせを解除した後に、disconnectメソッドを発行してください。
アプリケーションの運用に関する注意事項
イベントサービスのアプリケーションにおいて、例外およびマイナーコードが通知された場合は、必ず“メッセージ集”の“CORBAサービスのマイナーコード”および“イベントサービスの例外情報/マイナーコード”を参照し、対処方法を確認してください。
なお、pullまたはpull_waitメソッドを発行し、例外“COMM_FAILURE”およびマイナーコード“0x464a01c1または0x464a09c1”が通知された場合は、再度pullまたはpull_waitメソッドを発行できますが、他の例外およびマイナーコードが通知された場合は、再度pullまたはpull_waitメソッドを発行しないでください。
イベントサービスのアプリケーションをスレッドモードで動作させる場合は、スレッド間でProxyオブジェクト(イベントチャネルと通信するためのインタフェースのオブジェクトリファレンス)を共有しないでください。個々のスレッドが一意のProxyオブジェクトを保持するようにしてください。
動的生成イベントチャネル使用時に、コネクション情報を自動回収する処理を有効(注)とし、かつコネクション情報の自動回収時にトランザクション未完了のローカルトランザクションが存在した場合、ローカルトランザクションをロールバックします。
注)以下のいずれかの設定により、アプリケーションの異常終了時など、サプライヤ・コンシューマが動的生成イベントチャネルに対してdisconnectメソッドを発行しないで終了した場合、イベントチャネルに残ったコネクション情報を自動回収する機能が有効となります。
essetupコマンドに-autodisconオプションを指定してイベントサービスのセットアップした場合
Interstage動作環境定義ファイルの“Event Auto Disconnect”に“yes”(Event Auto Disconnect=yes)を指定して、Interstage統合コマンド(isinit)でInterstageを初期化した場合
Interstage管理コンソールにおいて、[動的生成イベントチャネルのコネクション自動回収機能]に“使用する”を指定してInterstageの環境設定を行った場合