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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

24.12 アプリケーション実行時の注意事項

TopicRequestor/QueueRequestor使用時について

TopicRequestorクラス、またはQueueRequestorクラスのrequestメソッドは、Topic、またはQueueに要求メッセージを送り、その応答を待ちます。受信アプリケーションが接続していない場合、または受信アプリケーションが応答メッセージを返さない場合など、アプリケーションの構成によってrequestメソッドから復帰しないことがあります。
上記のような無限の待ち合わせを回避する方法として、システムプロパティを使用することにより、一定時間内に応答が返らない場合にrequestメソッドからの復帰を指示することができます。


[システムプロパティ名]

com.fujitsu.interstage.jms.receive_timeout

[指定方法]

ミリ秒単位でタイムアウト時間を設定します。


-Dcom.fujitsu.interstage.jms.receive_timeout=10000


ポイント

イベントサービス動作環境の-wtime設定値より小さい値をシステムプロパティに設定した場合、-wtimeの設定時間だけ待ち合わせます。
タイムアウト発生時、requestメソッドの復帰値はnullとなります。


■メッセージの欠落の防止について

イベントチャネルのメッセージ蓄積可能なデータ数の上限値を超過した場合、メッセージが欠落することがあります。
メッセージの欠落を回避する方法として、システムプロパティを使用することにより、エラー通知を指示することができます。


[システムプロパティ名]

com.fujitsu.interstage.jms.queue_max_err

[指定方法]

“yes”を設定します。


-Dcom.fujitsu.interstage.jms.queue_max_err=yes

■JMS1.0.2規約のAPIについて

本製品の8.0以前に作成したJava Message Service 1.0.2規約に従ったアプリケーションは、システムプロパティを使用することにより、8.0以前と同じように動作させることができます。


[システムプロパティ名]

com.fujitsu.interstage.jms.exception_version_lower

[指定方法]

“yes”を設定します。


-Dcom.fujitsu.interstage.jms.exception_version_lower=yes