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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

24.1 設計方法

JMSの利用目的に応じて、以下のように設計します。


利用目的

設計方法

メッセージが宛先に到達すると、自動的に処理する

Message Listenerを使用します。

Publish/Subscribeメッセージングモデルにおいて、受信するJMSアプリケーションが停止中に配信されたメッセージを受信する

Durable Subscription機能を使用します。

メッセージの欠落を防止する

メッセージの不揮発化機能、およびローカルトランザクション機能を使用します。

メッセージおよびデータベースの処理を一貫して保証する

グローバルトランザクション機能を使用します。

受信アプリケーションが興味のある情報だけを取得する

メッセージセレクタ機能を使用します。

資源削減のため、送信拠点/受信拠点ごとにイベントチャネルを作成することなく、1つのイベントチャネルでメッセージを送受信する

メッセージセレクタ機能を使用します。

送信拠点/受信拠点が頻繁に変更されるシステム形態において、変更されるたびにイベントサービスの環境を変更することなく、メッセージを送受信する

メッセージセレクタ機能を使用します。

Point-To-Pointメッセージングモデルにおいて、キューに蓄積されているメッセージを参照する

キューブラウザ機能を使用します。


ポイント

米国Sun Microsystems,Inc.より公開されている、Java Message Service 1.1規約に従ったアプリケーションを作成してください。
Java Message Service 1.1規約では、Java Message Service 1.0.2規約に従ったアプリケーションも正常に動作することを保証しています。