13.7.6 ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドの記述

ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドは、インスタンスの内容をデータベースと同期させるとき（例えば、ビジネスメソッドを呼び出す前やトランザクションをコミットする前）に、コンテナから呼び出されます。

ejbLoadメソッドは、ビジネスメソッドが実行される前などに、コンテナから呼び出されます。コンテナは、ejbLoadメソッドを呼び出す前にデータベースに対してSELECT文を発行して永続化フィールドにデータを設定します。

ejbStoreメソッドは、トランザクションをコミットしてデータを更新するときなどに、コンテナから呼び出されます。コンテナはejbStoreメソッドが完了すると、データベースに対してUPDATE文を発行します。

記述する処理の概要

ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドには、特に処理を記述する必要はありません。

ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドの規約

ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドは以下の規約を満たしていなければなりません。

メソッドはpublicとして定義されていなければなりません。
返却値はvoidでなければなりません。
throws句には以下の例外を定義できます。
- 任意のEJBアプリケーション固有の例外
- javax.ejb.EJBException
- javax.ejb.NoSuchEntityException

記述例

  public void ejbLoad() throws javax.ejb.EJBException
  {
      // 以下にデータが読み込まれた後に行いたい処理を記述してください。
  }

  public void ejbStore() throws javax.ejb.EJBException
  {
      // 以下にデータを更新する前に行いたい処理を記述してください。
  }