JSPでは、ビジネス(アプリケーション)ロジックとプレゼンテーションロジックとを分離することができます。
ビジネスロジックはサーブレットやJavaBeansに任せ、JSPはプレゼンテーションロジックを担当します。
ビジネスロジックは、以下の2とおりの方法で埋め込むことができます。
Java言語の埋め込み
JavaBeansの呼び出し
Java言語の埋め込み
JSPにサーブレットと同等の処理を埋め込みます。“<%”と“%>”の中に記述します。
<HTML> ・・・ <BODY> <% for(counter=0; counter<5; counter++) { out.println(counter+"<BR>"); } %> ・・・
JavaBeansの呼び出し
JavaBeansを開発し、JSPからはJavaBeansを呼び出します。
JavaBeansを呼び出す場合に使用するタグについて説明します。
なお、その他にも指定可能な属性があります。
タグの記述形式や属性の詳細については、JavaServer PagesTM Specification Version 2.0を参照してください。
タグ名 | 説明 |
---|---|
<jsp:useBean> | JavaBeansのインスタンスを生成します。
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<jsp:getProperty> | インスタンスが持っているプロパティの値(インスタンス変数に設定されている値)を取り出して、ブラウザに表示します。
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<jsp:setProperty> | インスタンスが持っているプロパティの値(インスタンス変数に設定されている値)を設定します。
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サンプル
JavaBeansを呼び出す簡単なサンプルを以下に示します。
sample.jsp
<HTML> ・・・ <BODY> <jsp:useBean id="sample" scope="request" class="MyApp.AccessName"/> ・・・ <jsp:setProperty name="sample" property="name" value="TARO"/> ・・・ <jsp:getProperty name="sample" property="name"/> ・・・
AccessName.java
package MyApp; public class AccessName { ・・・ String name; public AccessName() { } public String getName() { return name; } public void setName(String inputname) { name = inputname; } }