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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

11.2 appclient

名前

appclient - アプリケーションクライアントコンテナの起動

形式

appclient {classfile|-client appjar} [-mainclass appClass-name|-name display-name] [-xml xml] [-textauth] [-user username] [-password password] [app-args]

機能説明

アプリケーションクライアントコンテナを起動します。JVMオプションの指定を必要とする場合、環境変数VMARGSにオプションを指定します。詳細は「5.9.1 Java EEアプリケーションクライアントの環境設定」を参照してください。

オプション

オプション名

説明

-client

クライアントJARファイルのパスを指定します。
-clientオプションの代わりに、コマンドを実行するディレクトリに展開されたJava EEアプリケーションクライアントのメインクラス名を指定することもできますが、運用方法が煩雑になるため推奨しません。

注) WARファイルを含むクライアントスタブJARファイルを指定した場合、Java EEアプリケーションクライアントの実行に失敗します。

-mainclass

クライアントコンテナから実行されるmainメソッドを持つメインクラスをフルパッケージ名で指定します。
デフォルトはクライアントJARファイルのマニフェストファイルに定義されたメインクラスとなります。
また、EARファイルに複数のクライアントJARファイルを含めて配備して取得したクライアントスタブJARファイルを使用する場合には、-mainclassオプションまたは-nameオプションを指定する必要があります。

-name

ディスプレイ名を指定します。
実行するクライアントJARファイルのapplication-client.xmlファイルのdisplay-nameタグに指定した名前を指定します。
EARファイルに複数のクライアントJARファイルを含めて配備して取得したクライアントスタブJARファイルを使用する場合には、-mainclassオプションまたは-nameオプションを指定する必要があります。

-xml

Interstage ACC deployment descriptor(sun-acc.xml)を指定します。
指定しなかった場合には以下のファイルが使用されます。

  [Java EE共通ディレクトリ]\domains\interstage\config\sun-acc.xml

  [Java EE共通ディレクトリ]/domains/interstage/config/sun-acc.xml

-textauth

IIOPクライアント認証が設定されたEJB呼び出し、またはBasic認証が設定されたWebサービス呼び出しで、デフォルトセキュリティコールバックハンドラを使用する場合、コンソールでユーザ名とパスワードの入力を求める場合に指定します。-userオプションと-passwordオプションを指定した場合には無効となります。

-user

IIOPクライアント認証が設定されたEJB呼び出し、またはBasic認証が設定されたWebサービス呼び出しで、デフォルトセキュリティコールバックハンドラを使用する場合、ユーザ名を指定します。-passwordオプションと合わせて指定してください。

-password

IIOPクライアント認証が設定されたEJB呼び出し、またはBasic認証が設定されたWebサービス呼び出しで、デフォルトセキュリティコールバックハンドラを使用する場合、パスワードを指定します。-userオプションと合わせて指定してください。

app-args

メインクラスのmainメソッドを呼び出す場合の引数を指定します。


戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

>appclient -client MyApplicationClient.jar -mainclass com.mycompany.client.MyClass -xml sun-acc.xml test