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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

5.16.2 コネクタモジュールの配備解除とリソース定義の削除

各種リソース削除から配備解除までの手順を以下に示します。Interstage Java EE管理コンソールまたはasadminコマンドから実行します。

  1. コネクタリソースの削除、管理オブジェクトリソースの削除

  2. コネクタ接続プールの削除

  3. リソースアダプタの定義情報の削除

  4. 単体、またはearモジュールに含めたコネクタモジュールの配備解除

cascadeオプションについて

cascadeオプションとは、関連するリソースを一括で削除するためのオプションです。Interstage Java EE管理コンソールからコネクタモジュールの配備解除またはコネクタ接続プールの削除を実行する場合は、常にcascadeオプションがtrueに設定されて処理が実行されます。asadminコマンドから実行する場合は、実行時にcascadeオプションを指定することができます。cascadeオプションをtrue / falseに設定した場合の動作を以下に説明します。

単体のコネクタモジュールの配備解除時

cascadeオプションをtrueに設定した場合、関連するリソースの削除を配備解除時に一括で実施します。cascadeオプションがfalseの場合は、関連するリソースが存在すると配備解除に失敗します。関連するリソースとは、コネクタ接続プール、コネクタリソース、管理オブジェクトリソース、リソースアダプタの定義情報を示します。

注意

earに含めたコネクタモジュールは、cascadeオプションの指定によらずリソースを削除せずに配備解除を行うことができます。作成済みのリソースを引き継いで同一のモジュールを再度配備する場合は、配備時に同一のリソースアダプタ名を指定してください。また、管理オブジェクトリソースを引き継ぐ場合は、リソースアダプタ名を再配備後に設定してください。

コネクタ接続プールの削除時

cascadeオプションをtrueに設定した場合、コネクタリソースの削除をコネクタ接続プール削除時に一括で実施します。cascadeオプションがfalseの場合は、接続プールを参照したコネクタリソースが存在すると削除に失敗します。