ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

3.8 JPAの提供機能

Java Persistence API(JPA)は、EJB 3.0規約から派生したJavaオブジェクトの永続性と、リレーショナルデータベースとのO/Rマッピングを行うJavaのAPIです。

Java EEアプリケーションで業務データをリレーショナルデータベースに永続する場合、Java Persistence APIの採用を推奨します。業務データのオブジェクトは、Java Persistence EntityまたはEntityと呼びます。Entityは、Enterprise JavaBeanまたはEntity Beanの種類の1つではありません。このオブジェクトは、普通のJavaオブジェクト(POJO)であり、特定のインタフェースを実装する必要がありません。Entityとテーブルのマッピング情報は、deployment descriptor (orm.xml)またはタグに相当するアノテーションを使用してEntityのソースで定義します。適切な省略値もあります。
JPAにおける定義は、deployment descriptor (orm.xml、persistence.xml)または相当するアノテーションと永続性ユニットプロパティで指定します。両方に定義を指定した場合、定義ファイルの定義を優先します。

JPAの実装は、永続性プロバイダと呼びます。本製品では、Interstage永続性プロバイダを提供しています。


本節では、JPAの実行環境とデータベース連携について説明します。

また、Interstage永続性プロバイダを使用する場合に利用できる以下の機能について説明します。

なお、JPAのチューニングについては、以下に記載しています。

注意

JPAをInterstage上で使用する際の注意事項を、以下に記載しています。