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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

3.1.4 リポジトリの同期化処理

Java EE運用環境では、Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスの実行に必要な資産をInterstage Java EE DASサービスで集中的に管理しています。
これにより、Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスのデータのメンテナンスが極力排除されます。
資産の集中管理を実現するため、Java EE運用環境ではリポジトリの同期化処理を行っています。ここでは、リポジトリの同期化処理について説明します。


Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスは、それぞれのリポジトリキャッシュの定義情報や資産を参照して動作します。
リポジトリの同期化処理では、Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスの動作に必要な定義情報が、中央リポジトリから各サービスのリポジトリキャッシュにコピーされます。

中央リポジトリおよびリポジトリキャッシュについて、以下に説明します。

中央リポジトリ

ドメイン全体の資産、Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスの実行上必要となる様々なデータを格納する領域で、以下のデータで構成されます。

  • 定義情報(domain.xmlなど)

  • ドメイン/サーバーインスタンスで使用するライブラリ(.jarファイル)やクラス(.classファイル)

  • 配備されているアプリケーション

  • アプリケーション用に生成されたファイル(EJBスタブ、コンパイル済み JSPクラス、セキュリティーポリシーファイルなど)

リポジトリキャッシュ

Interstage Java EE Node Agentサービス、およびサーバーインスタンスごとに存在し、中央リポジトリからコピーされたdomain.xmlなどの定義情報が格納されます。

それぞれのリポジトリキャッシュの同期化処理は、以下操作の延長で動作します。

注1)

Interstage Java EE DASサービスが未起動の場合、リポジトリの同期化処理は行われません。 Interstage Java EE Node Agentサービスを停止した状態でInterstage Java EE Node Agentサービスの定義変更、または、IJServerクラスタの定義変更、アプリケーションの更新を実施した場合は、Interstage Java EE DASサービスを起動した状態でInterstage Java EE Node Agentサービスを起動してリポジトリキャッシュを最新化する必要があります。