ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

1.2 基本的な運用パターン

  クライアント側とサーバ側でデータをやり取りする場合のプロトコルは、CORBAで規定されているIIOP、RMI over IIOPが使用できます。ここでは、IIOP、RMI over IIOPプロトコルを使用した以下の運用パターンについて説明します。

  RMI over IIOPプロトコルは、EJBアプリケーションを使用する場合のみ使用することができます。

CORBAクライアントとサーバ上のCORBAアプリケーションとの連携

  CORBAの分散オブジェクト環境でのクライアントとサーバアプリケーションとが通信を行います。
  アプリケーションが、複数のサーバシステムに分散して配置されているデータベースを利用する業務に適しています。
  アプリケーションを作成できる言語は、C言語、C++言語、Java言語、COBOLです。それぞれにおける作業については、第3章以降で示します。
  COBOLはWindows(R)、Solarisでのみ使用できます。

CORBAクライアントとトランザクションアプリケーションとの連携

  CORBAの分散オブジェクト環境でのクライアントとサーバアプリケーションとが通信を行います。
  アプリケーションが、ワークユニットを利用し、かつ複数のサーバシステムに分散して配置されているデータベースを利用する業務に適しています。ワークユニットを利用することで、サーバ側の運用操作を一元管理したり、アプリケーションの実行環境をアプリケーションとは別に管理することができます。
  アプリケーションを作成できる言語は、C言語、C++言語、Java言語、COBOLです。それぞれにおける作業については、第3章以降で示します。
  COBOLはWindows(R)、Solarisでのみ使用できます。


  Java言語はクライアントアプリケーション作成時のみ利用することが可能です。

EJBクライアントアプリケーションとEJBサーバアプリケーションとの連携

  EJBクライアントアプリケーションとEJBサーバアプリケーション間で通信を行います。
  Java言語を利用してグローバルトランザクション運用を行う業務に適しています。
  アプリケーションを作成できる言語は、Java言語のみです。詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”を参照してください。