クライアント側とサーバ側でデータをやり取りする場合のプロトコルは、CORBAで規定されているIIOP、RMI over IIOPが使用できます。ここでは、IIOP、RMI over IIOPプロトコルを使用した以下の運用パターンについて説明します。
RMI over IIOPプロトコルは、EJBアプリケーションを使用する場合のみ使用することができます。
CORBAクライアントとサーバ上のCORBAアプリケーションとの連携
CORBAクライアントとトランザクションアプリケーションとの連携
EJBクライアントアプリケーションとEJBサーバアプリケーションとの連携
CORBAクライアントとサーバ上のCORBAアプリケーションとの連携
CORBAの分散オブジェクト環境でのクライアントとサーバアプリケーションとが通信を行います。
アプリケーションが、複数のサーバシステムに分散して配置されているデータベースを利用する業務に適しています。
アプリケーションを作成できる言語は、C言語、C++言語、Java言語、COBOLです。それぞれにおける作業については、第3章以降で示します。
COBOLはWindows(R)、Solarisでのみ使用できます。
CORBAクライアントとトランザクションアプリケーションとの連携
CORBAの分散オブジェクト環境でのクライアントとサーバアプリケーションとが通信を行います。
アプリケーションが、ワークユニットを利用し、かつ複数のサーバシステムに分散して配置されているデータベースを利用する業務に適しています。ワークユニットを利用することで、サーバ側の運用操作を一元管理したり、アプリケーションの実行環境をアプリケーションとは別に管理することができます。
アプリケーションを作成できる言語は、C言語、C++言語、Java言語、COBOLです。それぞれにおける作業については、第3章以降で示します。
COBOLはWindows(R)、Solarisでのみ使用できます。
Java言語はクライアントアプリケーション作成時のみ利用することが可能です。
EJBクライアントアプリケーションとEJBサーバアプリケーションとの連携
EJBクライアントアプリケーションとEJBサーバアプリケーション間で通信を行います。
Java言語を利用してグローバルトランザクション運用を行う業務に適しています。
アプリケーションを作成できる言語は、Java言語のみです。詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”を参照してください。