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Systemwalker Desktop Patrol V14g 解説書

用語集

AC

Systemwalker Desktop Patrol Asset Consoleの略称です。

システム管理者や部門管理者は、ACを起動してレポート出力や、資産情報の登録/変更の操作を行います。

ADT

Systemwalker Desktop Patrol Auto Detection Terminalの略称です。

セグメント毎に設置し、同一セグメント内のネットワークに接続されている機器を自動検知します。また、検知した機器の情報を、CSに通知します。

AT

Systemwalker Desktop Patrol Asset Terminalの略称です。

Systemwalker Desktop Patrolで作成したバーコードを読み込むことができる端末です。

CLEARSURE

コンピュータの盗難、紛失時にコンピュータのロックやハードディスクのデータ消去を行うことにより、情報漏えいのリスクを軽減する富士通のソリューションです。

CS

Systemwalker Desktop Patrol CS(Corporate Server)の略称です。

CS操作ログ

CSに対して、以下の画面から行った操作のログ(定義変更、登録、削除)およびログイン/ログアウトのログのことです。

  • メインメニュー

  • ダウンロードメニュー

CT

Systemwalker Desktop Patrol CT(Client Terminal)の略称です。

CT稼働状況ログ

CTの稼働状況はログとしてCSに保存されます。管理者は、CT稼働状況ログによりCTの以下の稼働状況を確認できます。

  • Systemwalker Desktop Patrolの稼働記録

    • Systemwalker Desktop Patrolサービス起動/停止

    • ポリシー受信

    • インベントリ収集

    • パッチ適用

    • ソフトウェア配信

    • アップデータ適用

  • Windowsの稼働記録

    • Windowsへのログオン/ログオフ

    • Windowsのサスペンド状態/サスペンド復帰

    • バッテリ運用/AC運用

    • LAN接続有効/無効

Desktop Encryption情報

セキュリティ対策ソフトウェアであるSystemwalker Desktop Encryptionの導入状況および設定状況を、Systemwalker Desktop Encryptionが導入されているPCからセキュリティ情報として収集できます。

Desktop Keeper情報

セキュリティ対策ソフトウェアであるSystemwalker Desktop Keeperの導入状況および設定状況を、Systemwalker Desktop Keeperが導入されているPCからセキュリティ情報として収集できます。

UNC(Universal Naming Convention)

Windowsのネットワーク環境上で、ネットワーク上にある資源を示すための表記法です。

メインメニュー

各PCから収集したインベントリ情報の参照、ライセンス管理やセキュリティ監査などのDesktop Patrol 業務を行うための入り口となる画面です。ブラウザから表示します。

ダウンロードメニュー

CTをインストールするためのセットアッププログラムのダウンロード、PCをディスク消去するためのディスク消去コマンドのダウンロード、およびディスク消去結果通知コマンドのアップロードを行うための入り口となる画面です。ブラウザから表示します。

DS

Systemwalker Desktop Patrol DS(Domain Server)の略称です。

DS単位

上位サーバの配下に配置されたCTを1つの管理単位とし、この管理単位ごとにクライアントポリシーの適用を行う運用です。

ハードウェア処理性能、回線速度など物理的な負荷分散を考慮してDSが設置されるため、このDSが設置される単位をDS単位と呼びます。

EXE情報

PCに存在する実行ファイル(拡張子が.exeのファイル)のプロパティ情報です。インベントリ収集により、CT上の実行ファイルのプロパティ情報が参照できます。

Live Help Client

支援を必要とするクライアントユーザーのPCや、リモート操作で運用するサーバに導入します。クライアント側は、「画面上のメッセージに対して、どう応えたらいいのかわからない」や、「アプリケーションの操作方法がわからない」などの場合に、「Live Help Expert」からの遠隔操作によって、支援を受けることができます。

Live Help Expert

「Live Help Client」をリモート操作するためのソフトウェアです。クライアントユーザーが、PCの操作に困っている場合などで、直接クライアントユーザーのPCに接続して、支援できます。

PC情報

インベントリ情報、ユーザー情報を各PCから収集し、データベースに登録してCSで一元管理する機能です。

運用中資産のハードウェアの状況、ソフトウェアの導入状況、および、ソフトウェアの稼働状況を管理できます。

Systemwalkerサポートセンター

富士通が運営するシステムサポートセンターです。「ソフトウェア辞書」の配信や、それに伴う情報提供、Systemwalker Desktop Patrolの質問に対する回答を行っています。

Systemwalker Desktop Inspection

Systemwalker Desktop Inspectionは、クライアントの検疫結果に応じてネットワーク機器を制御し、検疫ネットワークを実現するソフトウェアです。

Systemwalker Desktop Keeper

Systemwalker Desktop Keeperは、「記録」、「抑止」および「管理」を柱とした、内部情報漏洩対策ソフトウェアです。

Systemwalker Desktop Patrol CS(Corporate Server)

ソフトウェア配信の運用ポリシーやインベントリ情報の収集ポリシーを定義し、各PCに配信するサービスを受け持つサーバです。

IT資産の情報(ITリポジトリ)、人、部門などの部門情報を格納したデータベースにより、セキュリティパッチ配信、セキュリティ監査やライセンス管理をWebブラウザから行うサービスを提供します。通常は企業に1台導入されます。

「Desktop Patrol CS」、または「CS」と略す場合があります。

Systemwalker Desktop Patrol CT(Client Terminal)

インベントリ収集により資産を管理するPCに導入します。CTで配信ソフトウェアのダウンロード、セキュリティパッチの受信を行います。

「Desktop Patrol CT」、または「CT」と略す場合があります。

Systemwalker Desktop Patrol DS(Domain Server)

運用ポリシー、インベントリ情報、配信ソフトウェアなどの集配信の中継/格納をサービスするサーバです。

負荷分散するためなどの目的のために設置します。クライアントが遠隔地にあり、低速回線の場合、または配信するコンテンツの容量が大きい場合などに有効です。

「Desktop Patrol DS」、または「DS」と略す場合があります。

Systemwalker Desktop Rights Master

Systemwalker Desktop Rights Masterは、機密情報、個人情報などが含まれるファイルを暗号化することで保護します。そして、ファイルにアクセス許可を設定することで、ファイルへの操作を制限して、情報の外部漏洩を防ぐソフトウェアです。

アップデータ

CSからDS/CTに配信する修正モジュールです。管理者がメインメニューで適用処理をすると自動的にモジュールが最新のものになります。

アップデータ機能

DSおよびCの修正を、簡易な操作でお客さまのシステムに修正適用できる機能です。

DSおよびCTの修正をCSに登録することで、自動的に適用できます。適用は自動的に行われるため、DSおよびCTのマシンで管理者が適用操作を行う必要はありません。

一括対処

省電力/セキュリティ設定の違反項目に対し、PCのユーザーによる画面操作により、設定の自動変更を行います。

インベントリ収集機能

CTで収集されたインベントリ情報を、CSまたはDSに送付する機能です。

インベントリ情報

PCの実態を管理する上で必要となる情報です。CPUやディスク容量などのハードウェアに関する情報、インストールされているソフトウェア製品名などのソフトウェア製品に関する情報、およびウィルス対策ソフトウェアのパターンファイルの版数管理、セキュリティパッチの適用状況などのセキュリティに関する情報に分類されます。

運用設定の診断結果画面

PCの省電力設定およびセキュリティ設定の診断結果を表示する画面です。

PCのユーザーはこの画面から診断結果を確認し、必要な設定変更を行います。

エージェントモード

CTをパソコンにインストールすることにより、自動的に最新の情報を収集し、IT資産のデータベースを構築するモードです。

環境設定

「Systemwalker Desktop Patrol」の運用設定を行う機能です。

ユーザー管理、部門管理、ポリシーグループ設定、および「Systemwalker Desktop Keeper」間で構成情報を相互に利用するための環境設定を行います。

監査指針

セキュリティ監査として、何がセキュリティ対策として設定されていれば問題なしとするかの評価基準を設定した定義です。

監査スケジュール

セキュリティ監査を実施する契機です。毎月の特定日と開始時間を設定します。

監査結果の保有期間

セキュリティ監査レポートの結果を保存しておく期間です。セキュリティ監査レポートの出力時に以前の結果情報として比較して判断できるように、3ヶ月、6ヶ月、1年のどれかを選択します。

管理対象

システム管理者は未配置を含むすべての部門の参照および設定ができます。また、部門管理者およびユーザーは、操作者自身が所属する部門の参照および設定(部門管理者のみ)ができます。

このように各ユーザーが、参照および設定などの管理する部門の範囲を「管理対象」と呼びます。

メインメニューにログインした各ユーザーは、各機能画面の部門ツリーにおいて、管理対象から参照・設定対象となる部門を選択します。

機器

Systemwalker Desktop Patrolの管理台帳機能で管理するPCや什器です。

機器情報

管理台帳機能で管理する機器のモデル名、メーカー名、資産区分など、機器に関する情報です。

組み合わせ条件

複数のソフトウェアの定義を結合して、1つの辞書コードとして登録できます。この組み合わせにより、詳細なライセンス管理を行えます。

クライアントポリシー

CTの動作情報(ポリシー)を定義したものです。

契約情報

管理台帳機能で管理する機器の契約分類、契約会社、契約日など、契約に関する情報です。

コマンドモードCT

コマンド実行により、PC上のインベントリ情報をファイルに出力する機能です。ネットワークから切り離されたパソコンや回線速度の遅いネットワークなどでインベントリ収集を行う場合に使用します。

固有情報

機器に任意に設定できる情報です。

サポートセンター定義

「ソフトウェア辞書」にあらかじめ登録されているソフトウェアの検出条件です。代表的なソフトウェア、Microsoft社のセキュリティパッチ、ウィルス対策ソフトウェアのウィルス定義ファイルなどが登録されています。

辞書コード

ソフトウェアのバージョン、レベル、エディションなどの細かい製品単位や、それらをまとめた単位で、コードが割り当てられます。

サポートセンター定義、ユーザー定義の一要素です。

資産情報

管理台帳機能で管理する機器情報や契約情報です。

システムアカウント

メインメニューのすべてのメニュー項目について、設定および参照できる権限です。

システムセキュリティ

システムのセキュリティ情報として、BIOSの設定状況およびシステムのログオン状況を、各PCから収集できます。

自動対処

管理者は、省電力およびセキュリティ設定状況の監査項目に対して自動対処を指定できます。

省電力/セキュリティ設定の違反項目に対し、PCのユーザーの操作を必要とせずに自動で設定の変更を行います。

什器

CTをインストールできない機器(プリンタ、HUBなど)や、机や椅子などの設備を示します。

収集タイミング

インベントリ収集のタイミングを指定します。「時刻指定」、「電源投入時」、「ログオン時」が指定可能です。ただし、このタイミングで収集されるのは、CT上の前回収集時と差分があった場合です。最新の情報をインベントリ収集したい場合は、CTで、[スタート]メニューから[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[インベントリ収集]を選択するか、または「管理者」がメインメニューで再収集を指示することで再収集できます。

収集単位

CTのインベントリ収集の単位で、「毎週」、「毎日」、「収集しない」を選択可能です。

セキュリティ監査

適用するべきセキュリティパッチやウィルス対策ソフトウェアのパターンが適用されていないPCを特定できます。これによりセキュリティホールやコンピュータウィルスの脅威に対するPCの防御能力を高めます。

セキュリティ監査機能

PCのセキュリティに関する様々な脅威対策を行うための、セキュリティ監査情報を管理する機能です。

セキュリティ監査レポート

Systemwalker Desktop Patrol、Systemwalker Desktop Keeper、Systemwalker Desktop Encryptionで実施しているセキュリティ対策について、運用状況やリスクのある部門/PCを把握・評価するために出力される監査/証明用レポートです。

是正期間

現状のセキュリティ状況を把握する日から、最終的にセキュリティ状況として承認するまでの期間です。本期間内にセキュリティ監査レポートを出力して、監査レベルがOKとなるようにセキュリティ対策を実施します。

ソフトウェア稼働状況

ソフトウェアが実際に稼働したかどうか(実行ファイルが動作したかどうか)の情報(ソフトウェア稼働状況)です。メインメニューでソフトウェア稼働状況を収集するようにした場合に確認可能となります。

ソフトウェア稼働状況では部門ごとの情報を参照できます。

ソフトウェア辞書

CTから収集するインベントリ情報を定義したものです。「サポートセンター定義」と「ユーザー定義」の2種類があります。

「ソフトウェア辞書」は、Systemwalkerサポートセンターから随時配信されます。

ソフトウェア情報

インベントリ情報の種類の1つです。コンピュータにインストールされているソフトウェア製品の製品名、バージョンなど、ソフトウェアの検索辞書により検索した結果を取得した情報です。ファイル名、ファイルサイズ、Windowsシステムのレジストリ情報の格納先などをもとに、ソフトウェア製品情報を特定できます。

ソフトウェアライセンス定義

ライセンス管理を行うには、そのソフトウェアが導入されているか判定するための検索条件を定義する必要があります。

Systemwalker Desktop Patrolでは、その検索条件の定義の集合を「ソフトウェア辞書」と呼びます。また、「ソフトウェア辞書」のソフトウェアに対するライセンスの定義を「ソフトウェアライセンス定義」と呼びます。

ソフトウェア配信機能

CTなどに配信するソフトトウェアを管理する機能です。新規登録、更新、削除、差分配信などができます。

ディスク消去管理機能

「ディスク消去計画」、「ディスク消去実行」、「ディスク消去情報管理」からなり、廃棄時期が近づいているPCを計画的に管理して、確実なディスク消去処理を実施できる機能です。

ディスク消去対象PCとしてディスク消去PCグループに登録されたPCに対して、ハードディスク情報を消去し、結果を管理者にアップロードします。ディスク消去情報は、CSで一元管理されます。

適用チェック

「ソフトウェア辞書」の辞書コードを、インベントリ収集する対象にしたい場合にチェックすることです。メインメニューでこの適用チェックをすることにより、インベントリ収集対象となります。

配信ソフトウェア

メインメニューで、CSまたはDSに登録した配信対象のソフトウェアです。Systemwalker Desktop Patrolでは、ファイル単位からソフトウェア単位までコンテンツとして登録できます。

配信用ソフトウェアグループ

ソフトウェアを配信する時に作成するグループです。配信するソフトウェアを種類ごとに分けるために使用します。

ハードウェア情報

インベントリ情報の種類の1つです。CPU種別、搭載物理メモリ量、ディスク容量などコンピュータのハードウェアに関する情報です。

ビル管理情報

活動している拠点(事業所)についてまとめた情報です。管理情報の構築時に必要な情報です。

プログラム情報

「プログラムの追加と削除」で表示されるソフトウェアの一覧を収集した情報です。

ポリシー

Systemwalker Desktop Patrolの各機能の動作を所定のルールで記述した情報の集まりをポリシーと呼びます。

ポリシーには、DSおよびCTに対するセキュリティパッチの適用スケジュールや適用動作、インベントリ収集スケジュール、またはソフトウェア配信スケジュールなどの動作設定情報などが含まれます。

ポリシーグループ

論理的なグループを作成し、そのグループ単位にクライアントポリシーの適用を行う運用です。ポリシーの設定を分けたい場合は、管理者がポリシーグループを作成し各クライアントPCをそのグループに登録します。

物理的なネットワーク構成にとらわれずに自由にグループを定義し、上位サーバをまたいだ任意のPCのポリシーを管理することが可能になります。

ポリシーグループ単位の運用はメインメニューで設定します。

部門管理アカウント

メインメニューのメニュー項目について、ログインしたユーザーが所属している部門と、部門の配下の情報だけを設定および参照できる権限です。

部門管理情報

部門情報をまとめた部門についての情報です。管理情報の構築時に必要な情報です。

マスタ管理情報の構築

インベントリ情報、ライセンス情報を、ユーザー単位、部門単位ごとに参照するために使用するマスタ管理情報を登録することです。

ユーザーアカウント

メインメニューのメニュー項目について、ログインしたユーザーの情報だけを参照できる権限です。管理情報の構築時に登録するすべての「ユーザーID/パスワード」に割り当てられる権限です。

ユーザー管理情報

ユーザー情報をまとめた情報です。管理情報の構築時に必要な情報です。

ユーザー資産ソフトウェア辞書

ユーザーの資産管理情報をもとに作成されたソフトウェア辞書の定義を、ユーザー資産ソフトウェア辞書と呼びます。

ユーザー資産ソフトウェア辞書作成コマンド(dtplocaldic.exe)の実行により、メインメニューの[環境設定]-[ソフトウェアの監査]-[ユーザー定義]配下に定義が追加されます。

ユーザーセキュリティ

ユーザー設定のセキュリティ情報として、スクリーンセーバの設定状況およびInternet Explorerのセキュリティレベル設定状況を、各PCから収集できます。

ユーザー定義

「ソフトウェア辞書」に登録されていないソフトウェアの検出条件を管理者が独自に作成したものです。企業内の独自のソフトウェアなどを定義する場合などに使用します。

ライセンス管理機能

管理者がメインメニューの[ライセンス管理]-[ライセンス割り当て]で、利用するソフトウェアごとにライセンスを割り当てることにより、ライセンス数を管理できます。

ライセンス管理を行うことで、ライセンス違反や遊休資産の発見が可能となります。

リモート操作機能

Systemwalker Desktop Patrolに同梱されているSystemwalker Live Helpの機能の1つです。対象のPCを、遠隔地から操作できます。また他にも、Systemwalker Live Helpでは、画像受信、ファイル転送、ファイル比較、クリップボード転送などの機能が使用できます。

レジストリ情報

OSのレジストリに存在する情報です。メインメニューで収集したいレジストリ情報を設定した場合に確認可能です。