Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第7部 シングル・サインオン運用編 | > 第21章 シングル・サインオン運用コマンド |
ssoimpac − 環境設定の移入(認証サーバ用)
ssoimpac AuthInfSetupFile [-afs]
指定された認証基盤構築ファイルを使用して、リポジトリサーバ(複数台使用している場合は、更新系)で行った以下の変更内容を認証サーバに反映します。
本コマンドはSSO管理者が使用します。
以下に、ssoimpacコマンドのオプションと引数を説明します。
セションの管理を行っているリポジトリサーバ(複数台使用している場合は、更新系)からダウンロードした認証基盤構築ファイル名を絶対パスで指定します。
ただし、以下の場合は、セションの管理を行っている必要はありません。
リポジトリサーバ(更新系)のバージョンがV9.0以前で、かつセション管理の運用を行っていない環境において、認証サーバで認証サーバ間連携の運用を行う場合に指定します。
すでに認証サーバ間連携の運用を行っている認証サーバで本オプションを指定した場合、本オプションは無視されます。
コマンド実行後、パスワードの入力を要求するメッセージが表示されます。
パスワードの入力要求に対し、認証基盤構築ファイルを復号化するための正しいパスワードを入力した場合、変更内容によって以下のようなメッセージが表示されます。
また、以下のメッセージが表示された後、表示した変更内容を反映するかどうかを確認するメッセージが表示されます。なお、変更を行う必要が無い場合は、「Nothing」と表示し、処理を終了します。
各メッセージの表示形式については、使用例を参照してください。
【環境設定の変更時のメッセージ】
認証サーバの環境設定(注1) |
変更内容 |
表示メッセージ |
|
変更前 |
変更後 |
||
セション管理の運用 |
運用を行わない |
運用を行う |
Session management : Yes |
ユーザID/パスワードの入力画面 |
基本認証ダイアログ |
フォーム認証ページ |
Password input screen : Form authentication page |
再認証の間隔 |
0分 |
1440分 |
Re-authentication Interval : 1440 minutes |
保護リソース以外からの認証要求の抑止(注2) |
YES |
NO |
Configuration "reject-incorrect-protection-resource-url" : No |
【リポジトリサーバ(更新系)のURLの変更時のメッセージ】
リポジトリサーバ(更新系)のURL(注1) |
表示メッセージ |
変更を行う |
Repository server (update system) URL : |
【暗号化情報(サービスID)の更新時のメッセージ】
暗号化情報(サービスID) |
表示メッセージ |
更新を行う |
Service ID : Updated |
【ユーザ情報の登録先ディレクトリサービスの変更時のメッセージ】
変更内容(注1) |
表示メッセージ |
|
変更前 |
変更後 |
|
Interstage ディレクトリサービス |
Active Directory |
Directory service for the user information : Active Directory |
【認証サーバ間連携の運用許可時のメッセージ】
認証サーバ間連携の運用(注3) |
表示メッセージ |
許可する |
Allow federation service : Yes |
注1)認証サーバのInterstage管理コンソールで、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブ > [詳細設定[表示]]をクリックすることで、以下の情報を確認することができます。
・[認証基盤の情報]の[セション管理の運用]
・[パスワード認証]の[ユーザID/パスワードの入力画面]
・[認証後の動作]の[再認証の間隔]
・[リポジトリサーバとの通信の設定]の[リポジトリサーバ(更新系)のURL]
・ユーザ情報の登録先ディレクトリサービスを変更した場合
[統合Windows認証の設定]の[認証に使用する属性]に“使用しません”が表示されます。
注2)Interstage管理コンソールで確認することはできません。詳細については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“認証サーバへの保護リソースの設定”を参照してください。
注3)認証サーバのInterstage管理コンソールで、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブをクリックすると、[認証サーバ間連携サービス詳細設定[表示]]が表示されます。
【リポジトリサーバ(更新系)のバージョンがV9.1以降のシステムの場合】
認証基盤構築ファイル“C:\tmp\sso-auth-infra”を使用して、以下の設定の認証サーバに環境を移入します。
−セション管理の運用:運用を行わない
−ユーザID/パスワードを入力する画面:“基本認証ダイアログ”
−Interstage シングル・サインオンのシステムごとの再認証の間隔:“0”
−リポジトリサーバ(更新系)のURL:変更を行う
変更前:http://repo.fujitsu.com:10550
変更後:https://repo2.fujitsu.com:10550
−保護リソース以外からの認証要求の抑止:“YES”
−暗号化情報(サービスID):更新を行う
−ユーザ情報の登録先ディレクトリサービス:Interstage ディレクトリサービス
−認証サーバ間連携の運用:許可しない
ssoimpac C:\tmp\sso-auth-infra |
環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用して認証サーバに環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
認証基盤構築ファイル“/tmp/sso-auth-infra”を使用して、以下の設定の認証サーバに環境を移入します。
−セション管理の運用:運用を行わない
−ユーザID/パスワードを入力する画面:“基本認証ダイアログ”
−Interstage シングル・サインオンのシステムごとの再認証の間隔:“0”
−リポジトリサーバ(更新系)のURL:変更を行う
変更前:http://repo.fujitsu.com:10550
変更後:https://repo2.fujitsu.com:10550
−保護リソース以外からの認証要求の抑止:“YES”
−暗号化情報(サービスID):更新を行う
−ユーザ情報の登録先ディレクトリサービス:Interstage ディレクトリサービス
−認証サーバ間連携の運用:許可しない
/opt/FJSVssoac/bin/ssoimpac /tmp/sso-auth-infra |
環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用して認証サーバに環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
【リポジトリサーバ(更新系)のバージョンがV9.0以前で、かつセション管理の運用を行っているシステムの場合】
認証基盤構築ファイル“C:\tmp\sso-auth-infra”を使用して、以下の設定の認証サーバに環境を移入します。
−セション管理の運用:運用を行わない
−ユーザID/パスワードを入力する画面:“基本認証ダイアログ”
−Interstage シングル・サインオンのシステムごとの再認証の間隔:“0”
−リポジトリサーバ(更新系)のURL:変更を行う
変更前:http://repo.fujitsu.com:10550
変更後:https://repo2.fujitsu.com:10550
−保護リソース以外からの認証要求の抑止:“YES”
−暗号化情報(サービスID):更新を行う
ssoimpac C:\tmp\sso-auth-infra |
環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用して認証サーバに環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
認証基盤構築ファイル“/tmp/sso-auth-infra”を使用して、以下の設定の認証サーバに環境を移入します。
−セション管理の運用:運用を行わない
−ユーザID/パスワードを入力する画面:“基本認証ダイアログ”
−Interstage シングル・サインオンのシステムごとの再認証の間隔:“0”
−リポジトリサーバ(更新系)のURL:変更を行う
変更前:http://repo.fujitsu.com:10550
変更後:https://repo2.fujitsu.com:10550
−保護リソース以外からの認証要求の抑止:“YES”
−暗号化情報(サービスID):更新を行う
/opt/FJSVssoac/bin/ssoimpac /tmp/sso-auth-infra |
環境設定の移入を行った後で、再度同じ認証基盤構築ファイルを使用して認証サーバに環境を移入した場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
【リポジトリサーバ(更新系)のバージョンがV9.0以前で、かつセション管理の運用を行っていないシステムの場合】
認証基盤構築ファイル“C:\tmp\sso-auth-infra”を使用して、認証サーバ間連携の運用を行っていない認証サーバで認証サーバ間連携の運用が行えるようにします。
ssoimpac C:\tmp\sso-auth-infra -afs |
すでに認証サーバ間連携の運用を行っている場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
認証基盤構築ファイル“/tmp/sso-auth-infra”を使用して、認証サーバ間連携の運用を行っていない認証サーバで認証サーバ間連携の運用が行えるようにします。
/opt/FJSVssoac/bin/ssoimpac /tmp/sso-auth-infra -afs |
すでに認証サーバ間連携の運用を行っている場合は、以下のメッセージを出力し、処理を終了します。
[Update information] |
注1)認証基盤構築ファイルを復号化するためのパスワードを入力してください。
注2)“yes”、または“no”を入力してください。それ以外を入力すると、“no”を入力した場合の動作となります。
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