Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

19.6 uddiinfo

名前

　uddiinfo − UDDIレジストリサービスの状態取得

形式

• UDDIレジストリサービスの状態表示
  　uddiinfo -server [-quiet] [[-f] -o <result_file>]
• ヘルプの表示
  　uddiinfo {-h|-help}

機能説明

　uddiinfoコマンドは、UDDIレジスリサービスの状態を表示します。
　表示される情報には以下のものがあります。

• UDDIレジストリサービスの動作状態
  サービスの動作状態には以下のものがあります。

  状態表示	内容
  Stop	停止状態
  Ready	クライアントからのリクエスト受付中状態
  AccessForbidden	クライアントからのリクエスト受付禁止状態
  Startup	開始処理中状態
  Shutdown	停止処理中状態
  Recovery	リカバリ処理中状態(uddirecovコマンド実行中状態)

• UDDIレジストリサービスのバージョン
• UDDIレジストリサービスが接続しているディレクトリサービスのURL
• 処理中のリクエスト数
• ディレクトリサービスで管理されているUDDIリポジトリのバージョン

-server

　UDDIレジストリサービスの状態を取得します。

-o <result_file>

　取得結果を <result_file>ファイルに出力します。

-quiet

　コマンド実行時にメッセージを出力しません。

-f

　結果の出力先ファイルが存在している場合に上書きします。

-h

　ヘルプを出力します。

-help

　ヘルプを出力します。

メッセージ

　本コマンドを実行し、UDDIレジストリサービスの状態を取得した結果は、コマンドを実行した画面に表示されます。また -oオプションを指定した場合、指定されたファイルに出力されます。出力結果の例を以下に示します。

Service_Version: 2.0
Service_Status: Ready
Running_Request_Num: 1
Directory_Service_URL: ldap://127.0.0.1:4389/uddiVersion=1.0,c=jp
Repository_Version: 1.0

• UDDIレジストリサービスのバージョンはService_Versionの欄に出力されます。
• UDDIレジストリサービスの動作状態はService_Statusの欄に出力されます。
• 現在処理中のリクエストの数はRunning_Request_Numの欄に出力されます。
• アクセスするディレクトリサービスのURLはDirectory_Service_URLの欄に出力されます。
• リポジトリのバージョンはRepository_Versionの欄に出力されます。

注意事項

• 本コマンドは、管理者権限で実行してください。
• UDDIレジストリサービスの状態によっては、表示されない情報があります。
• リポジトリのバージョンを取得するにはディレクトリサービスにアクセスする必要があります。アクセスに失敗した場合、Repository_Versionの欄にはバージョンの代わりにErrorと表示されます。
  エラーの詳細については、エラーログを参照してください。

使用例

　UDDIレジストリサービスの状態をoutfileファイルに出力します。

　uddiinfo -server -o outfile