Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第3部 J2EE編> 第15章 JMS運用コマンド

15.9 jmssetsecmode

名前

 jmssetsecmode − セキュリティモードの設定/表示

形式


(1) セキュリティモードの設定
 jmssetsecmode secure {[-uid <userid>] [-gid <groupid>]} [-M system]
 jmssetsecmode compatible [-M system]

(2) セキュリティモードの表示
 jmssetsecmode -l [-M system]

機能説明

 セキュリティ強化を行うため、Interstage JMSの運用をセキュリティモードに変更します。
 指定できるオプションとパラメタを以下に示します。

secure {[-uid <userid>] [-gid <groupid>]}

 Interstage JMSの資源に対して、-uidオプションに指定したユーザ名、または-gidオプションに指定したグループ名で権限を設定します。
 本オプションを指定すると、セキュリティモードは強化セキュリティモードになります。セキュリティ強度を高めるため、本オプションを指定することを推奨します。
 なお、すでに強化セキュリティモードが設定されている状態で、ユーザ名およびグループ名を変更する場合も、本オプションを指定してコマンドを実行してださい。

compatible

 Interstage JMSの資源に対して、旧バージョンと同様の権限設定を行います。
 本オプションを指定すると、セキュリティモードは互換セキュリティモードになります。セキュリティ強度を高めるため、secureオプションを指定することを推奨します。

-l

 現在、設定されているセキュリティモード(強化セキュリティモード/互換セキュリティモード)を表示します。強化セキュリティモードが設定されている場合は、ユーザ名およびグループ名も表示します。

項目名

意味

security_mode

現在のセキュリティモードを以下のように表示します。
 secure:強化セキュリティモード
 comp:互換セキュリティモード

owner

強化セキュリティモードが設定されている場合、ユーザ名を表示します。

group

強化セキュリティモードが設定されている場合、グループ名を表示します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

使用例

 セキュリティモードを強化セキュリティモードで設定する場合

jmssetsecmode secure -uid root -gid sys


 セキュリティモードを互換セキュリティモードで設定する場合

jmssetsecmode compatible

 セキュリティモードを表示する場合

jmssetsecmode -l


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