Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第5章 分散トランザクション機能の運用> 5.4 リソース管理プログラムの作成

5.4.3 リソース管理プログラムの作成

 リソース管理プログラムは、otslinkrscコマンドを使用してXA連携用プログラムと、データベースベンダが公開するデータベースライブラリをリンクすることで作成できます。
 注) JTS用リソース管理プログラムではリソース管理プログラムを作成する必要はありません

 otslinkrsc  -l xa_linkpgm  -r "library"  -o name


 -l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名
 -r "library":データベースベンダが公開するライブラリ
 -o name:作成するリソース管理プログラム名

 otslinkrsc  [-t{ thread | process}] -l xa_linkpgm  -r "library"  -o name

 -s {thread | process}:スレッドモード、プロセスモードの指定
 -l xa_linkpgm:XA連携用プログラム名
 -r "library":データベースベンダが公開するライブラリ
 -o name:作成するリソース管理プログラム名

 リソース管理プログラムは、スレッド多重では動作しませんが、スレッドモードのリソース管理プログラムも作成することができます。スレッドモードのリソース管理プログラムとは、データベースベンダ提供のライブラリのうち、スレッド用ライブラリを使用したものを示します。スレッドモードのリソース管理プログラムを作成する場合、otslinkrscコマンド実行時にスレッドモードのタイプを指定します。省略した場合は、プロセスモードのリソース管理プログラムを作成します。サーバのCORBAアプリケーションをスレッドモードで動作させる場合は、すなわち、スレッド用のデータベースライブラリをユーザアプリケーションでも使用する場合、XA連携用プログラムと合わせて、リソース管理プログラムもスレッドモードとして作成します。


 データベース連携サービスでは、Interstageのインストール先ディレクトリ/program/rsc配下に以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。また、Symfoware/RDB用のリソース管理プログラムは、プロセスモード用とスレッドモード用があり、このうちスレッドモード用のリソース管理プログラムは、Symfoware/RDBから提供されているスレッド用ライブラリを意識したものです。よって、Symfoware/RDBを使用する場合、環境に合わせてスレッドモード用ライブラリあるいは、プロセスモード用ライブラリを使用してください。

 otslinkrscを利用してOracle10g用のリソース管理プログラムを作成する場合は、$ORACLE_HOME\lib32配下にある32ビット互換用ライブラリを指定する必要があります。


 データベース連携サービスでは、データベース連携サービスのインストール先ディレクトリ/program/rsc配下に以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。Oracle9i Database用のリソース管理プログラムは、スレッドモードとして作成する必要があります。また、Symfoware/RDB用のリソース管理プログラムは、プロセスモード用とスレッドモード用があり、このうちスレッドモード用のリソース管理プログラムは、Symfoware/RDBから提供されているスレッド用ライブラリを意識したものです。よって、Symfoware/RDBを使用する場合、環境に合わせてスレッドモード用ライブラリあるいは、プロセスモード用ライブラリを使用してください。


 otslinkrscを利用してOracle用のリソース管理プログラムを作成する場合にも、必ずスレッドモード用として作成してください。


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