| Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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| 第2章 ワークユニットの機能 | > 2.2 CORBAワークユニット |
アプリケーションが異常終了した場合や、アプリケーション最大処理時間超過によりプロセスが強制終了された場合、アプリケーション自動再起動機能により、プロセスが再起動されます。このとき、アプリケーションの再起動処理で異常が発生した場合や、アプリケーションの起動が何らかの理由で時間かかり、“ワークユニット起動待ち時間”を超過して再起動に失敗した場合は、ワークユニットが異常終了します。
アプリケーションが複数多重で起動されているワークユニットでは、アプリケーションの再起動に失敗した場合でも、再起動失敗によるワークユニットの異常終了を回避し、残りのプロセスでのワークユニット運用を継続する機能を提供します。
本機能では、ワークユニット内のアプリケーションが、プロセス多重度2以上で動作している場合は、アプリケーションプロセスの自動再起動に失敗した場合でも、再起動失敗のメッセージを出力し、プロセス多重度が1つ減少した状態でワークユニットの運用を継続します。
また、縮退したアプリケーションプロセスを復元する機能を提供します。
本機能は、デフォルトでは有効ではありません。ワークユニット定義に設定することで有効になります。プロセス多重度に2以上が設定されている場合は、縮退運用機能を有効にして運用することを推奨します。
ワークユニット定義の登録は、コマンドを使用する方法と、Interstage管理コンソールを使用する方法があります。
ワークユニット定義の“Process degeneracy(プロセス縮退運用)”に“YES”を設定します。以下に定義登録の実行例を示します。なお、ワークユニット定義の詳細は“ワークユニット定義”を参照してください。
ワークユニット定義
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[Control Option] |
isaddwudefコマンドでワークユニット名を指定して登録します。
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isaddwudef -o ISSAMPLE1 |
以下の方法で連続異常終了回数を設定してください。
Interstage管理コンソールを使用する場合は、“Intestage管理コンソールのヘルプ”も参照してください。
縮退運用しているワークユニットを復元する機能を提供しています。本機能はアプリケーションの自動再起動失敗により、減少してしまったプロセス多重度を、プロセスの再起動を実行し、本来のプロセス多重度に復元する機能です。ディスク領域不足など一時的なマシン環境の一時的な異常が原因で再起動に失敗していた場合は、再起動失敗の原因を取り除いた後で、縮退運用中のワークユニットの復元を実行することで、元のプロセス多重度に復元することができます。なお、動的プロセス数変更機能を使用してプロセス多重度が動的に変更されていた場合は、変更時のプロセス多重度に復元します。また、縮退運用中に、動的プロセス数変更機能によりプロセス多重度を変更することはできません。動的プロセス数変更を実施する場合は、復元後に実施してください。
縮退運用しているワークユニットは以下の契機で復元されます。
isrecoverwuコマンドで縮退運用中のワークユニットを復元します。
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isrecoverwu ISSAMPLE1 |
Interstage管理コンソールを使用する場合は、“Intestage管理コンソールのヘルプ”も参照してください。
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