Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第2章 ワークユニットの機能> 2.2 CORBAワークユニット> 2.2.5 タイマ監視

2.2.5.3 インタフェースリポジトリ登録/削除時のタイマ監視

 IDLコンパイラ(IDLcコマンド、またはtdcコマンド)およびインタフェース情報移入(odimportirコマンド)では、インタフェースリポジトリへのインタフェース情報の登録・削除に要する処理時間の監視を行っています。
 インタフェースリポジトリのタイマ監視とタイムアウト時間について説明します。


 インタフェースリポジトリの参照アクセスでは、CORBAサービス運用でのタイムアウト時間(configファイルで設定)が有効となります。

インタフェースリポジトリのタイムアウト時間

 インタフェースリポジトリのタイムアウト時間は、インタフェースリポジトリの動作環境ファイル(irconfig)のir_timeoutに設定します。変更したパラメタ値は、インタフェースリポジトリを再起動することにより有効になります。

 ir_timeout
IDLコンパイラおよびodimportirコマンドにおける、インタフェースリポジトリへのリクエストの復帰までの待機時間を指定します。(デフォルトは1800秒。0を指定すると、監視は行わない)
この時間を経過してもリクエストが復帰しない場合はタイムアウトが通知されます。

タイムアウト発生時の対処

 巨大なIDLファイルをコンパイルした場合など、インタフェースリポジトリへのインタフェース情報の登録・削除に時間を要する場合、IDLコンパイラがタイムアウトにより終了することがあります。
 このとき、ir_timeoutの値を増やし、インタフェースリポジトリを再起動することにより、タイムアウト発生を解消できる可能性があります。
 特に、大規模システム向けなど、多数のインタフェース(数百〜数千)の登録・削除中にタイムアウトが発生した場合は、タイムアウト時間を変更する必要があります。


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