Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

1.2.3 バッチプログラムを含めた自動運転

　基幹サーバシステムの設計ではバッチアプリケーションを含めた運用の自動化や、バッチアプリケーションとの排他制御が必要です。

　Systemwalkerによるバッチジョブの制御はジョブネットを組むことにより実現しており、InterstageではInterstageのアプリケーションをオンラインジョブとして認識可能となります。さらに、オンラインジョブ間やバッチアプリケーション間の排他制御も利用できます。

　Interstageでは、Systemwalker Operation Managerとの連携により、以下のようなシステムの運用・ 管理作業を自動化することができます。

• ワークユニットの自動実行

  ジョブネットとしてワークユニットの起動・停止日時を登録することにより、そのスケジュールに従って、ワークユニットが自動的に起動されます。

• ワークユニットおよびバッチジョブ間の資源の排他制御

  ジョブの登録時に、ワークユニットの論理資源名（キュー名、リソース名）を指定することにより、ワークユニットおよびバッチジョブ間の資源の排他制御が可能となります。
  これにより、ワークユニットと付帯バッチアプリケーションとが連携したスケジューリングも可能です。

• ワークユニットの監視/操作

  ワークユニットの状況が、色分けしてリアルタイムに表示され、ワークユニットの稼働状況が一目で確認できます。

　Systemwalker Operation Managerによる自動運転では、ガントチャートによるすべてのジョブの監視と自動運転が可能となります。Interstageの業務アプリケーションが動作中の場合には、業務単位（ワークユニット）にその状態がガントチャートにより表示されます。ガントチャートでは、起動時間、現在時間、および終了予定時間が色分けされるため、一目で状況を把握できます。