Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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1.1.5.3 データベース連携サービスが実現する機能
データベース連携サービスは、OMGによって規定されたCORBAのOTS(ObjectTransactionService)規約とSunによって提唱されたJ2EEのJTS(JavaTransactionService)規約を含めたトランザクションサービスです。Interstageでは、CORBAアプリケーションから利用されるデータベース連携サービスを“OTS”、J2EEアプリケーションから利用されるデータベース連携サービスを“JTS”として分類しています。
トランザクションサービスで提供される機能は以下の2つです。
- グローバルトランザクション機能(グローバルトランザクション連携)
複数のリソース(データベース、MQD、JMSおよびリソースアダプタなど)で発生したトランザクションを1つのトランザクションとして連携する機能です。複数のトランザクションの完了を同期させることができます。
CORBAアプリケーションでは、OTSシステムとOTS用リソース管理プログラムを利用して機能を実現します。また、トランザクションの操作にはCurrentインターフェースを利用します。
J2EEアプリケーションでは、OTSシステムとJTS用リソース管理プログラムを利用して機能を実現します。また、トランザクションの操作にはJTAインターフェースを利用します。
- 分散トランザクション機能
CurrentインターフェースおよびJTAインターフェースを利用して分散したアプリケーション配下でトランザクションを操作するものです。リソースの数に関係なく、アプリケーション間でトランザクションを操作することができます。
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