Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

1.1.3 CORBAを採用したアプリケーション連携

　Interstage Application ServerのOLTPサーバ基盤は、CORBAを採用したクライアント/サーバ通信によるアプリケーション連携が可能です。

　クライアント/サーバ通信は、IIOP(Internet Inter-ORB Protocol: CORBAのアプリケーション連携のための通信プロトコル)を利用しており、ORB(Object Request Broker)によって仲介されています。ORBは、各マシン上に存在し、クライアントもサーバも常にORBを介したデータのやりとりを行っています。

　CORBAによるアプリケーション連携には、以下の特長があります。

• プラットフォームや開発言語に依存しないアプリケーション実行環境
• 分散オブジェクト技術によるネットワーク上の資産の再利用が可能
• 他社CORBA対応システムとのアプリケーション連携

　これにより、Windows(R)クライアントやUNIXサーバ、他社CORBA対応システム間でのアプリケーションの連携を実現しています。