Interstage Application Server 運用ガイド(基本編) |
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第3章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更) | > 3.1 資源のバックアップとリストア | > 3.1.5 リストア手順(管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合) |
Interstage ディレクトリサービス資源のリストア手順について説明します。
リポジトリのデータベースとして、標準データベースを使用する場合と、RDBを使用する場合で、リストア方法が違います。
標準データベースを使用する場合は、以下の手順で、リストアコマンドを使用した“リポジトリのリストア方法”のみでリストアします。
RDBを使用する場合は、Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。
以下の手順で、RDBのリカバリ、およびリストア機能を利用して、“リポジトリデータのリストア方法”でリポジトリデータをリストアしたあと、リストアコマンドを使用して、“リポジトリのリストア方法”でリポジトリをリストアします。
Symfoware/RDBのリカバリの流れ、および詳細は、Symfoware Serverオンラインマニュアルのナビゲーションから“バックアップ・リカバリ”を参照してください。
Oracleデータベースのリストア方法の詳細は、Oracleデータベースのマニュアルを参照してください。
◆RDB(Symfoware/RDB)が管理しているリポジトリデータのリストア方法
Interstage ディレクトリサービス資源のリストアより先に、Symfoware/RDBが管理しているリポジトリデータのリストアを実施してください。
データベースの異常に備えてバックアップしておいた、以下の資源の復元(リストア)を行います。
Interstage ディレクトリサービスのテーブル作成コマンド(irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンド)を使用して、データベースを作成します。データベースの作成方法は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“データベースの構築”-“Symfoware/RDBを使用する場合”-“Symfoware/RDBセットアップ”-“データベースの作成”を参照してください。
rdbrcvdicコマンドで、RDBディクショナリ、およびRDBディレクトリファイルをリストアします。
Symfoware Serverから、メッセージ「qdg13528e 内容が不完全であるため[DSI名]の復元に失敗しました。」が出力されることがありますが、そのまま続行しても問題ありません。
データベースのリストアを行う前に、irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSIとインデックスのDSIに対してアクセス禁止設定を行ってください。
DSI名は、rdbinfコマンド、またはrdbprtコマンドを使用して調べることができます。rdbprtコマンドを使用してインデックスのDSIを取得する方法を以下に記載します。
#rdbprt -d DSDB(*1) -m DEF -f - TABLE(DSADMIN.IREP_TBL(*2)) Ctrl+Z(*3) : : Related index DSI information(*4) No. Index DSI name 1 IDXDSI_IREP_TBL_XX 2 IDXDSI_IREP_TBL_YYY : : |
*1) irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで指定したデータベース名
*2) (irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで指定したスキーマ名).(テーブル名)
*3) Ctrl+Zは、Ctrlキーを押下しながら“Z”キーを押下します。EOF文字を意味します。この例では、Windows(R)の場合を示しています。Solaris、およびLinuxの場合には、EOF文字は、通常、Ctrl+Dに割り当てられています。
*4) DSI情報は一例です。
rdbrcvコマンドを使用します。
rdbXXXコマンド(Symfoware Serverのコマンド)の詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
◆RDB(Oracleデータベース)が管理しているリポジトリデータのリストア方法
Interstage ディレクトリサービス資源のリストアより先に、Oracleデータベースが管理しているリポジトリデータのリストアを実施してください。
データベースの異常に備えてバックアップしておいた、資源の復元(リストア)を行います。資源の復元については、IMPORTコマンドなどを使用して行います。
リストア方法の詳細については、Oracleデータベースのマニュアルを参照してください。
Interstage ディレクトリサービス資源のリポジトリ、および標準データベースを使用する場合のリポジトリデータのリストアには、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\ireprestsys.exe |
/opt/FJSVirep/bin/ireprestsys |
バックアップ先パスがX:\Backup\irep\rep001_back、バックアップしたリポジトリがrep001の場合の操作例を以下に示します。
1.ireprestsysコマンドを実行して、バックアップ先ディレクトリにリポジトリrep001が存在することを確認します。 2.ireprestsysコマンドを実行して、Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルをリストアします。 |
バックアップ先パスが/backup/irep/rep001_back、バックアップしたリポジトリがrep001の場合の操作例を以下に示します。
1.ireprestsysコマンドを実行して、バックアップ先ディレクトリにリポジトリrep001が存在することを確認します。 2.ireprestsysコマンドを実行して、Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルをリストアします。 |
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