Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
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第3章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)> 3.1 資源のバックアップとリストア> 3.1.1 概要と対象ファイル

3.1.1.17 Interstage ディレクトリサービスの資源ファイル

 Interstage ディレクトリサービスの資源ファイルは、リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合と、リレーショナルデータベース(RDB)を使用する場合とで異なります。

標準データベースを使用する場合

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\rep001\data

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

リポジトリデータ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したリポジトリのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/rep001/data

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注2)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

注1)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリの[データベース格納先]に指定したディレクトリです。

注2)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先]に指定したディレクトリです。

RDBを使用する場合

 RDBを使用する場合、Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能とは別に、RDBのバックアップ機能を利用して、バックアップする必要があります。

Interstage ディレクトリサービスのバックアップ機能の対象資源

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) C:\Interstage\IREP\var\rep001\log

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

リポジトリ環境
  Interstage ディレクトリサービスの各リポジトリが動作するために必要な環境定義情報

アクセスログ
  Interstage ディレクトリサービスで作成したアクセスログのディレクトリ (注1)
  例) /var/opt/FJSVirep/rep001/log

注1)

Interstage管理コンソールでリポジトリを作成する際に、各リポジトリのアクセスログ定義の[格納先]に指定したディレクトリです。

RDB(Symfoware/RDB)のバックアップ機能を使って退避する資源

 以下に示す資源を退避してください。

ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報
  データベース作成時に指定したデータベース名、データベーススペース情報一覧、およびディスクの構成情報 (注1)

テーブルのDSI
  irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSI (注2)

RDBディクショナリ

アーカイブログ (注3)

注1)

データベース作成時にデータベース名、およびデータベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録して保存しておきます。

注2)

irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法は、“Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ”で示します。

注3)

アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をするときに退避します。

RDB(Oracleデータベース)のバックアップ機能を使って退避する資源

 以下に示す資源を退避してください。

データファイル
制御ファイル
テンポラリログファイル
REDOログファイル
パスワードファイルやPFILE等の重要なファイル
Oracleデータベースに接続するために必要な構成ファイル(listener.ora、tnsnames.oraなど)

 上記以外のデータベースの資源については、データベースの構成、運用方法に合わせてバックアップしてください。

Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンドと対象資源の関係

 Interstage ディレクトリサービスが提供するバックアップ・リストアコマンド(irepbacksys/ireprestsys)のオプションと、その対象とする資源の関係は以下のとおりです。

標準データベースを使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

 

リポジトリデータ

 

アクセスログ

 

 

RDBを使用する場合

対象とする資源

コマンドのオプション

指定なし

-confonly

-dataonly

リポジトリ環境

 

アクセスログ

 

 

 

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