Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
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第2章 アプリケーションの運用> 2.1 ワークユニットの設計> 2.1.12 予兆監視

2.1.12.3 管理コンソールモニタ機能

 Interstage管理コンソールのモニタ機能で、JavaVMの性能情報を参照することができます。予兆監視の警告メッセージで指摘されている問題を解決するための参考情報として、JavaVMの状態を知ることができます。
 なお、ワークユニット起動時や一時的に負荷の高い状態の場合、予兆監視のメッセージが出力される場合があります。この場合、Interstage管理コンソールのモニタ画面でJavaVMのヒープ情報およびJavaVMのPerm領域情報に問題がなければ、メッセージを無視してください。

項目

説明

プロセス通番

ワークユニットが起動したプロセスの通番を表示します。

プロセスID

JavaVMのプロセスIDを表示します。

コンテナタイプ

JavaVMのコンテナタイプを「1VM」「Web」または「EJB」で表示します。

JavaVMの運用時間(msec)

JavaVMを起動してからの稼働時間を表示します。

JavaVMのヒープ情報(Kbyte)

JavaVMのヒープ情報を表示します。

現在:ヒープ情報の現在値を表示します。
最小:JavaVM起動時からのヒープ情報の最小値を表示します。
最大:JavaVM起動時からのヒープ情報の最大値を表示します。
上限:JavaVMのヒープサイズの上限値を表示します。上限値は-Xmxオプションで指定したヒープサイズとほぼ同等です。

JavaVMのPerm領域情報(Kbyte)

JavaVMのPerm領域の情報を表示します。Perm領域とは、Javaクラスファイル内の情報等が保存される領域です。

現在:Perm領域情報の現在値を表示します。
最小:JavaVM起動時からのPerm領域情報の最小値を表示します。
最大:JavaVM起動時からのPerm領域情報の最大値を表示します。
上限:JavaVMのPerm領域の上限値を表示します。上限値は-XX:MaxPermSizeオプションで指定したPerm領域サイズとほぼ同等です。

ガーベジコレクション情報

JavaVMのガーベジコレクション(Full GC)の情報を表示します。

発生回数:JavaVM起動時からのガーベジコレクションの発生回数を表示します。
処理トータル時間(msec):JavaVM起動時からのガーベジコレクションの処理時間の合計値を表示します。
平均ガーベジコレクション発生間隔(msec):JavaVM起動時から前回までに発生したガーベジコレクションの、発生間隔の平均時間を表示します。

注)


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