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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 イベント説明書

2.1.1 Solaris OS サーバノード(ホスト)のイベントの説明

マルチパスの非同期イベント(SNMPトラップ)(サーバノードのエージェントバージョンが 1.x の場合)

障害事象

レベル

イベント表示

対処方法

1パス閉塞

Error

MPtype access path(pathname) fault

マルチパスドライバの説明書を参照し対応してください。一般的には、ストレージ装置、ケーブルの接続の確認などが必要です。

全パス閉塞

Error

MPtype access path(pathname) fault and no more path

マルチパスの非同期イベント(SNMP トラップ)がマネージャに通知されたが、マネージャは当該マルチパスの情報を管理していない。
(サーバノードの装置検索後、マネージャのアンインストールおよびインストールを実施した場合などで発生する場合があります。)

Error

Multi path(Controler number) fault

リソース管理画面で、当該非同期イベント(SNMP トラップ)に関連するサーバノードの装置検索を実施してください。

イベント表示の MPtype には、マルチパスの種別(MPLB または MPHD)が表示されます。
イベント表示の pathname には、マルチパス制御用デバイスパス(c1t1 など)が表示されます。
イベント表示の number には、コントローラ番号(No.2 など)が表示されます。


監視キーワードによる非同期イベント

監視キーワードでシステムメッセージファイル /var/adm/messages を監視し、監視キーワードに一致するメッセージが出力されると、監視キーワードに対応したレベルでマネージャに非同期イベントを通知します。この時、監視キーワードの一致したメッセージがそのままマネージャに通知されます。なお、メッセージの監視時間(Correlation.iniパラメーターの PollingTime)の間で同一メッセージの非同期イベントは、1回だけマネージャに通知されます。

ホスト名変更通知イベント

マネージャは、ホスト名で各サーバノードを識別します。ホスト名が変更されると、サーバノードを正しく識別できなくなり、下記のイベントが通知されます。

事象

レベル

イベント表示

対処方法

サーバノードのホスト名が変更された。

Warning

hostname of server node(ipaddr) has been changed from server-A to server-B

イベント表示されているIPアドレスのサーバのホスト名が server-B に変更されています。設定を server-A に戻してください。ホスト名は /etc/inet/hosts ファイルに設定されているので、このファイルを編集してください。

イベント表示の ipaddr には、対象サーバノードのIPアドレスが表示されます。
イベント表示の server-A には、対象サーバノードに以前設定されていた名前が表示されます。
イベント表示の server-B には、対象サーバノードに現在設定されている名前が表示されます。